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ブローバから「ルナ パイロット クロノグラフ」を発売~ブランド初のメテオライト(隕石)を使用したアーカイブス シリーズ

ブローバからブランド初、メテオライト(隕石)を使用したアーカイブスシリーズ「ルナ パイロット クロノグラフ」を発売~2024 年4 月25 日発売予定、世界限定5,000本


1875 年に創業し、約150 年の歴史を誇る老舗アメリカ時計ブランド“BULOVA(ブローバ)”は、歴代の傑作時計にインスピレーションを受け、現代風にアップデートするアーカイブスシリーズより、文字盤にメテオライト(隕石)を使用した「ルナ パイロット クロノグラフ」の限定モデルを発売いたします。ブローバはアメリカ合衆国の宇宙開発にとって必要不可欠な存在として、過去46 回もの宇宙飛行に貢献し、NASA と共に歴史に残る仕事をしました。その輝かしい歴史に敬意を表して復刻した時計、「ルナパイロット クロノグラフ」の文字盤全面に、ブランドとして初めて、ユニークなメテオライト(隕石)を採用。月へ旅立ったオリジナルの時計をアップグレードしました。

新製品 ルナ パイロット クロノグラフ メテオライト文字盤モデル
ルナ パイロット クロノグラフ メテオライト文字盤モデルは、宇宙の流星群の中で、地球に落下し隕石として地上に衝突する大型の流星からインスピレーションを得ています。隕石は、宇宙で何百万年もの極めてゆっくりとした冷却プロセスを経て、"ウィドマンシュテッテン構造"と呼ばれる独特の結晶パターンが生まれます。このユニークな模様は実験室などで人工的には再現できないため、ひとつとして同じものはありません。

今モデルの文字盤は、約45 億年前と考えられている本物のムオニオナルスタ隕石から丹念に作られています。1906 年に北スカンジナビアで発見されたものとされており、その多様な結晶パターンが文字盤を個性的なものにしています。ケースサイズはオリジナルと同じ43.5mm、グレード5 チタン製ケースにポリッシュ仕上げのアクセントを施し、ダイナミックで驚くほど軽量な存在感を手首に放ちます。フラットなサファイアクリスタルの下に配された6 針クロノグラフの文字盤は、ブラックのタキメーターリングが文字盤のコントラストを際立たせ、レトロな当時のブローバのロゴがあしらわれています。スリムな針とアプライドインデックスは抜群の視認性を誇り、また、夜光塗料も塗布されているため、暗い場所でも時刻を読むことができます。3 つのブラックのサブダイヤルには、それぞれ3 時位置に1/20 秒クロノグラフ、6 時位置にスモールセコンド、9 時位置に60 分クロノグラフが配されています。

ムーブメントは、ゼニス スーパーコピー標準的なクォーツムーブメントの約8 倍となる262kHz の振動数を誇る、ブローバ独自のハイプレシジョンクォーツムーブメント搭載。月差±5 秒の高精度を実現するとともに、スイープクロノグラフ針も備えています。
ケースバックには、限定数のシリアルナンバー、当時の月面着陸をイメージしたデザインやその記念すべき月面着陸日1971 年8 月2 日を刻印。

ケースに合わせたブラックカラーのNATO ストラップは肌なじみのよい柔らかなレザーストラップで、自身で簡単に交換可能なラッチ式スプリングバー付属。ストーリーブックと限定カードがBOX に収められたスペシャルパッケージです。

宇宙開発協力の背景とオリジナルモデルについて
ブローバはその高度な計時精度技術を認められ、1950 年代にNASA とアメリカ合衆国から協力要請を受けて、宇宙開発への支援契約を締結しました。その協力関係は1950 年代半ばから70 年代まで続き、NASA はブローバの高精度な音叉ムーブメントを搭載した腕時計、さらにはパネルクロックや計時装置など、多くの宇宙計画に組み込みました。

1971 年8 月2 日、宇宙船アポロ15 号によって、4 度目のアメリカ月面着陸に成功した際、船長が着用し月面に降り立ったのが、ブローバのルナ パイロット クロノグラフです。宇宙空間という特殊環境で、ブローバの時計は酸素、水、電力を供給する簡易的な生命維持装置などに干渉することなく、正確に時を刻みました。また、地球大気圏に再突入するのに必要なボードクロックタイマーのバックアップとしても活用されました。刻々と変わる大気条件、温度と重力の変動などの悪条件に耐え、ルナ パイロット クロノグラフは傷一つできずにその役割を果たしました。

2015 年には、その月面から帰還した個人所有のオリジナルのルナ パイロット クロノグラフが米国オークションで高額で落札されて話題に。2021 年には、このミッション50周年を記念し、ルナパイロットコレクションに新たな関心と興奮をもたらしました。

ルナ パイロット クロノグラフ メテオライト文字盤モデル:      


【スペック】
アーカイブスシリーズ
ルナ パイロット クロノグラフ
96A312
価格:198,000 円(税込)
世界限定5,000 本

ムーブメント:ハイプレシジョンクォーツ
ケース径 / ケース厚:43.5mm / 13.2mm
ケース素材:チタン(グレード5)、ステンレススチール
ストラップ素材:NATO 式レザー
防水:5 気圧防水
その他:裏ぶた刻印あり、ストーリーBOOK、限定カード付き

【ブローバ公式サイト】
https://bulova.jp/
公式Instagram “bulova_japan”:
https://www.instagram.com/bulova_japan/


[BULOVA]
BULOVA(ブローバ)は、1875 年にジョセフ・ブローバがニューヨークで創業し、約150 年の歴史を持つ老舗アメリカ時計ブランドです。数々の先進的な技術をもとに時計市場を牽引し、1960年の世界初の音叉式腕時計”アキュトロン”、2016 年のカーブしたクロノグラフムーブメント搭載の”カーブ”など、数々の「世界初」を発表してきました。これまでの伝統を守りつつ、これからも独自のデザインとテクノロジー、そして優れた品質を合わせ持つ時計を世界中へ届けていきます。

ジャケ・ドローと高級時計愛好家が生み出したユニークピース~世界で1本だけしか作られないカスタマイズの究極

トゥールビヨン スケルトン セラミック スカル ピンク ポワインタリズム~死をかつてなく魅惑的に
(TOURBILLON SKELET CERAMIC - SKULL PINK POINTILLISM)


トゥールビヨン スケルトン セラミック スカルはこれ以上ないほどチャレンジしたモデルです。シックでありながらパンク。完璧にコントロールされていながら、完全に自由奔放。ジャケ・ドローのアトリエ・オブ・アートの熟練した職人によって、両極端な要素が巧みに融合されています。深いブラックのセラミック製ケースに大胆なピンクを組み合わせ、手作業で仕上げられたこのユニークピースは、生と死の間を漂うイメージ、大胆不敵であって捉えどころのない、「カルぺ・ディエム~今を生きる~(Carpe Diem) 」という格言を表現したモデルです。

この時計は1本しかつくられません。それは、かけがえのない1人のコレクターの想像力から誕生したものだからです。ジャケ・ドローがそのビジョンに命を吹き込みました。
トゥールビヨン スケルトン セラミック スカル ピンク ポワインタリズム(TOURBILLON SKELET CERAMIC SKULL PINK POINTILLISM)は、2つの精神の出会いから生まれました。片や、伝統の限界を打ち破って自分だけの時計を作り出そうとする1人の高級時計愛好家。片や、250年以上の伝統を持つ時計の専門技術を受け継いで数世紀にわたるさまざまな技法を融合させて、今日、比類ない美しさの独創的な時計を生み出すために、時代と芸術をまたぐ「受け継がれる遺産の破壊と創造(A DISRUPTIVE LEGACY)」とパテックフィリップ コピーいうビジョンを掲げる優れたマスター・ウォッチメーカー。

このユニークピースの中心をなすジャケ・ドローのトゥールビヨン スケルトン スカルのムーブメントは、名高い「8」の字のデザインを細分化してスケルトンデザインに仕上げた独創的な作品です。上部のトゥールビヨンと、6時位置のオフセンターの時分表示は上下の鏡面対象となっています。宙に浮かぶように見えるスケルトン構造には18Kゴールド製に手作業で彩色した手彫りのスカル(骸骨)が配されており、「tempus fugit」という時の経過を表すための解釈が施されています。古典的な静物画のモチーフである骸骨(Skull)に、陽気で弾けるように情熱的なピンクを組み合わせて時の流れを表します。

そこには、ジャケ・ドローのアトリエ・オブ・アートがこよなく愛する技法、点描画が駆使されています。骸骨(Skull)のほぼ全体を覆う3000を超える点は、1本の毛による細い絵筆も用いて、ひとつひとつ手作業で描かれています。ピンク色の濃淡が、素材とムーブメント、そしてその間の空間を強調する、現代的で明快なデザインのムーブメントの形状を際立たせます。完璧に調和のとれたこの機構が収められているのは深いブラックのセラミック製ケースで、骸骨(Skull)に施されたピンクと質感のあるラバーストラップの魅力的なコントラストを引き立てます。

ジャケ・ドローの「スタジオ8」は、コレクターと職人がビジョンを共有する場となっています。ラ・ショー・ド・フォンの最先端の技術を結集したこの拠点では、顧客が遠方にいても自分の時計の制作の各段階をデジタル上で確認できます。デザインのブリーフィングから3Dモデル、また用いられる技術やデザインの選択まで、「スタジオ8」に組み込まれた4Kカメラで時計の心臓部へのイマーシブ(没入)体験を実現させたことで、想像さえしなかったような夢が現実のものとなりました。トゥールビヨン スケルトン セラミック スカル ピンク ポワインタリズム(TOURBILLON SKELET CERAMIC SKULL PINK POINTILLISM)も例外ではありません。精神から手法が導き出され、素材がどのように使用されるかが決まります。男女を問わず身につけられる直径42 mmケースの内側では、フライング トゥールビヨンを搭載し、約8日間のパワーリザーブを備えるジャケ・ドローの自動巻きムーブメントが鼓動を刻みます。ネジや仕上げもすべてカスタムメイドで、ローターには独自のエングレービングを施すことができます。ジャケ・ドローは再び、1人のコレクターの想像力と個性あふれる感性をもとに、そのイメージにふさわしい比類ないオーダーメイドのユニークピースをつくり上げたのです。


【仕様】
トゥールビヨン スケルトン セラミック スカル ポワインタリズム
TOURBILLON SKELET CERAMIC - SKULL POINTILLISM
品番:J0135250151
世界限定1本

ムーブメント:Jaquet Droz 2625SQ3(トゥールビヨン機構付自動巻きスケルトンムーブメント)
・ブラック加工、シリコン製ヒゲゼンマイとアンクルの先端
・チタニウム製トゥールビヨンケージ
・シングルバレル
・ブラック加工を施した18Kホワイトゴールドローター.
・カスタマイズされた彫刻を施したローター
・石数:30石
・パワーリザーブ:8日間
・振動数:21,600振動/時

表示
・6時位置にオフセンターの時分表示
・12時位置にトゥールビヨンケージとオフセンターの秒表示

ケース:ブラックセラミックケース
・サイズ:直径42.30mm/厚さ12.41mm
・防水性:3気圧(30m)防水

文字盤
・手作業による彫刻と彩色を施した18Kゴールドダイアル
・18Kホワイトゴールドのダイアル固定ネジ
・針:ブラック加工を施したホワイトゴールドの時針と分針、ブラック加工を施した18Kレッドゴールドの秒針

ストラップ/クラスプ:ラバーストラップ/ブラック加工を施したセラミックのフォールディングバックル

カール F. ブヘラ 「ヘリテージ バイコンパックス アニュアル ジャパン」インプレッション・レポート~矜持ある時計製作

最近よく、1950~70年代のアイテムを復刻やオマージュしたモデルを目にする。
思うにこの数年の間に大いに増えた時計ファンの、中でも20代・30代の若い愛好家にとって、その時代の古いデザインはかえって新鮮に映っているようで、各ブランドからも概ね好評と聞いている。

ただ、自分のような"ひと回りくらいしちゃった古い世代の"人間からすると、現代の技術で復刻したりオマージュしたモデルは確かに素晴らしいのだが、頭のどこかで、"この価格だったらヴィンテージマーケットでオリジナルを探された方がイイんじゃね?"とか、老害極まりない歪んだ囁きが聞こえたりもする…。
しかしまぁ、円安やら物価高や人件費の高騰やらで仕方ないのかもしれないけれど、買う身からするとね、最近の時計はホント高い、おいそれと買えないくらい高い、切に何とかして欲しいくらい高いのだ。。。

で、そんな中、前世紀のオマージュ・モデルでありながら実に良心的プライスなモデルがある。今日はそんな有難いモデルのご紹介および試用レポートを紹介したい。

それが、今月の18日に発表されたカール F. ブヘラからの
「ヘリテージ バイコンパックス アニュアル ジャパン」だ。

最近ではあまり使わなくなっている用語のようだけれど、"バイコンパックス"というのは戦後に流行したスタイルで、インダイヤルが2つ水平に並んだレイアウトを指す。
たいていの場合、クロノグラフ積算計とスモールセコンドが並ぶパターンなので、バイコンパックスといえばクロノグラフという認識でOKなのだが、このカール F. ブヘラの「ヘリテージ バイコンパックス アニュアル ジャパン」は、そのクロノグラフに、年次カレンダーをつけて、さらに日付表示はビッグデイトという、3つのコンプリケーションを搭載している。

ケースはステンレススティールだがブレスレット仕様で、しかもD-バックル付のレザー換えベルトを標準付属。そのうえジャパンリミテッド88本限定という希少性を加味して、さぁお幾らでしょう ......なんて話を引っ張りつつ、ブルガリ スーパーコピー最近稀なほどの経済性に優れたこのモデルの分析を進めていくのだが、もしもこの段階で、答え(=お値段)がもう待ちきれないという方は、"お幾らでしょう"のリンクをお先に踏んじゃってください(笑)。

やや長い概要
カール F. ブヘラの「ヘリテージ バイコンパックス アニュアル ジャパン」は、日本とスイスの国交締結(日瑞修好通商条約)160周年を記念する作品である。

今から160年前の1864年2月6日、エメ・アンベール=ドロー率いるスイス政府代表団と幕府の外国奉行だった竹本甲斐守が修好通商条約に署名し、スイスと日本は正式に国交を結んだのだけれど、日米修好通商条約から遅れること6年だし、150年でも175年でもない160周年だし、"なんでまた160年?"と思われる方も居るだろう。
それは、スイスと日本の関係のはじまりにとって"時計"が欠かせない存在であり、時計のおかげで国交が始まったと言ってもよいくらい、切っても切れない関係にあるからなのだ。
こういう"プチ時計うんちく"を避けて通れない時計馬鹿な性分のため、少しばかり長くなるのを我慢していただいて、まずはこのあたりの話から始めたい。

この条約締結のためはるばるスイスからやって来たスイス政府代表団だが、その代表者で、特命全権大使の肩書を持っていたのがエメ・アンベールという御方だった。そのアンベール氏の本業はというと、なんと彼は「スイス時計製造業者連盟会長」で、スイス政府の代表でありつつも、とどのつまりは日本と通商を結ぶイコール、スイスの時計を日本に売り込むという大目的のため、6000マイル離れた日本に海を越えてやって来た"代表団"だったのである。もっというと、この4年前の1860年には、ジラール・ペルゴの創業者、コンスタン・ジラールの義理の弟(妻マリーの弟)であるフランソワ・ベルゴが、いち早く横浜に上陸、時計販売のための事務所を開設していたり、ともかく、日本とスイスとの関係の端緒は"時計"を通じて始まっていると言っても過言ではないので、こういうキリの良い年をスイスと日本の時計業界はいろいろお祝するのが慣習になっているのだ。

ちなみに、今年の2月6日(160年前とぴったり同じ日)には、スイス大使館で、"スイス・日本国交樹立160周年記念、アンドレアス・バオム駐日スイス大使主催祝賀会「160 years?Precisely!」"と題された祝賀会が開催されたのだが、「160 years?Precisely!」という表現からもわかるように、これも"時計用語"っぽくシャレているのでる。
全然本題に入らなくて申し訳ないけれど、あと少しだけ、この祝賀会当日のスイス大使(かなりの時計通で私自身も大使の袖口にアンデルセンやオーデマ ピゲがご着用されている姿を何度か拝見している)、アンドレアス・バオム大使のご挨拶の冒頭部分を引用させていただきたい。

アンドレアス・バオム大使。着用時計のセレクトがこれまた渋い(ヒント=我が陣営)!

「スイス・日本国交樹立160周年記念祝賀会に皆さまをお迎えできますことは、この上ない喜びです。ちょうど160年前の1864年2月6日、正確には午前10時に、時計製造業者のエメ・アンベール=ドロー率いるスイス政府代表団と幕府の外国奉行だった竹本甲斐守が修好通商条約に署名しました。この条約締結に至る基礎を築いたのが、その4年前に横浜に事務所を開設した時計輸入業者フランソワ・ペルゴです。このように、正確さ、最新技術、起業家精神が両国関係の基盤となり、今日でも、スイス・日本両国は高品質で信頼性の高いサービスで広く知られています。そこで、この祝賀会を時計製造技術に捧げる夕べとすることにしました。ジラール・ペルゴが日本で販売したオリジナルの時計2点を展示することができて嬉しく思います。庭に設置している時計をテーマとしたイルミネーションもモダンな装いにしました。この条約締結後まもなく、スイスと日本の関係は単純な交易を超えたものへと発展していきました。アンベール=ドローが日本滞在中に集めた絵図は後に「日本図絵」という書籍にまとめられ、ヨーロッパ全土で日本の芸術や文化への関心を巻き起こすことになりました。」(傍線筆者)

デザイン/装着感
先に書いたように半世紀前のアーカイヴに基づいたデザインなのだが、ステンレススチールの素材感やダイヤルの質感がとてもコンテンポラリーなため、"ザ・復刻"という感じはない。むしろ、顔つきやインデックスの字体が醸すヴィンテージ感に対して、ブレスレットのスポーティさやファインブルーで彩られたダイヤル・デザインの現代性が程よくマッチしている印象が強い。

個人的には、この文字盤のように部分的に色が配されているダイヤルの時計は手持ちには珍しいので、バリエーション的に全然ありだ。また、数年前に「ホームタウン エディション」という16都市に異なるカラーを配した限定シリーズを出しているのに、その際に人気色であるハズのこの清々しいブルー(ブランドはロイヤルブルーと命名)を使わずに、あえて「日瑞160周年」用として残しておいたという配慮、それはちょっと心に沁みる。

逆に言うと、この色がピンとこない方には、同じ「バイコンパックス」コレクションのヴァリエーションから別の選択肢(色)を選ぶことも可能だし、そのうえブレスレットも要らないとなればさらに(モデルよっては40万近く)お求めやすいセレクションだってある。
だがしかし、ここではブレスレット標準の「ジャパンエディション」を強くお勧めしたい。装着した印象としては、非常に"しなやか"かつ"スムーズ"で、どうだろう、この価格帯よりも2~3ランク上のモデルのクォリティと言ってもよいかもしれない。

複数ブランドのブレス・モデルを使っていると、クラスプは右が先か左が先かブランドによってちょっとごっちゃになってくるが、これは観音開きで、留め具がフラットに締まるところも良い。

サービスとしてブラックのレザー・ストラップ(側面はブルーでライトグレーのステッチ入り)が付属している。当然だが、ブレスだとスポーティ感が強調されコンテンポラリー・ウォッチ寄りとなり、ストラップだとヴィンテージのDNAが映えてくる。なので、ストラップのカラーを変えれば、風合いを様々に拡張できるポテンシャルを持つ時計だと思う。たとえば、褪せ気味のブラウンのストラップなどと合わせれば、さらに前世紀的な表情を見せてくれたりするに違いない。

また、クイックリリースシステムを採用しているので、ブレス/ストラップは実に手軽に付け替え可能だ。ラグの関係からか、同じブランドの「マネロ」よりもラクに付け替えられた。ただ、レザーがやや硬めで、同じく付属しているD-バックルに馴染ませるまでにかなり時間を要するように感じた。正直言うと、ストラップはピンバックルでいいから、もうちょいでも安くなってくれた方が嬉しいし、レザーではなくラバ―ストラップにしてくれたらもっと嬉しい。

躯体のバランスも悪くないと思う。もうちょい薄いほうが良いという意見もあるかもしれないが、ヴィンテージ感を添えるダブルドーム型サファイアクリスタルとの対比を考えると、この14.15mmくらいの厚みあってこその、この存在感なのではとも思う。

使用してみると、取り回しも楽だし、ブレス時の重量感も重すぎず軽すぎず、ちょうどよい具合。もちろん視認性については優等生クラスだ。

機能/精度
そして話題は最初に戻って搭載機能の話だ。
クロノグラフ、年次カレンダー、ビッグデイトを搭載し、ブレスレット標準仕様で換えベルトも付属するモデルの価格帯を、まず予想していただいたうえで、この「ヘリテージ バイコンパックス アニュアル ジャパン」の価格を見て欲しい。 価格は税込み1,485,000円。

現在の時計業界のコスト環境の中で、正直、この仕様のモデルをこの価格を出すのはとても難しいと思うし、そのための様々な企業努力を織り込んでの価格である。搭載ムーブメント CFB 1972は ETA 2894-2ベースで、アニュアルカレンダーも他社モジュールで載せている。だがその分、ムーブの安定(壊れにくさ・精度・直しやすさ)と共に経済効率が得られ、気軽に普段使いできるコンプリケーション・ウォッチという方向性がブレることなく貫ぬかれた作品となっている。
たとえば、カレンダーの月だけを送ることはできない。月の送りのための輪列を加えたらこの価格は絶対に出来ないからだ。ちょっと手間でも日付を送り続ければ望む結果は得られるのだから、月送りはバッサリ割愛。胸を張って、やらないと諦めた上でのこの価格なのである。
しかしその一方では、C.Fブヘラは歴史の長いブランドで、もともとは高級機械式時計のディーラーとしてスタートした経緯もあるので、高級品のなんたるかを熟知しているに違いなく、作り込み、仕上げなど、ひとつ間違えば作品が安っぽくも見えてしまう部分の、絶対に間違えてはいけない(ケチってはいけない)ツボみたいな点は、この価格帯の中でもキッチリと押さえようという気構えが滲んでいる。
どこもかしこも値上げ値上げという風潮の中でのこの姿勢、わたしは好きだ。

「ヘリテージ バイコンパックス アニュアル ジャパン」に関するブランドからのプレスリリース、
ならびに詳細なスペックに関しては、下記参照。
(参照: https://watch-media-online.com/news/8226/

カルティエ コピーブヘラの限定って、たいがい88本とか888本なんだよなぁ。
昔その理由を聞いた覚えがある。うろ覚えだけど確か…
1888年から時計製造を始めたからとか、なんとか。
にしても、今回ばかりは限定160本で良かったっしょ。
今度もう一回きいておこう。