【4−(1)規則遵守】 社会生活を維持していくためには,他人の権利を尊重するとともに,自分の権利を正しく主張し,自分の義務をしっかり果たすことが大切であることを考えさせることをねらいとした学習をしました。「太郎が給食の発酵乳を余分にもらい,洋服にかくして一人飲んだ行為」について話し合い,「きまりは守らなければなければならない」と,一般的な価値を確認しました。その後,「避難生活を強いられている状況下で,風邪をひいて体の弱っている弟のために,おにぎりを余分にもらってしまう健太の行為」について話し合いました。「自己中心的なことではなく,弟へのおもいやりから生まれた行為だから仕方がない。」,「他に食べられなくなる人がいるかもしれないから,あってはいけない行為である。」,「理由はともあれ,うそを言うのは良くない。」等、「家族愛」,「規則遵守」,「正直・誠実」の価値観をもとにした意見が出されました。「きまりを守ることは大切なことだけど,仕方なく守れなかった」その状況下で,どのように判断すべきだったのか,どうやって対処すべきだったのか,災害時はもとより,普段の日常生活における自己と他者との向き合い方を考えることができました。
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