2013年度 授業実践


件名:3年生道徳 『ぼくはMVP』(2013.11.23)(2014.1.23)
1−(4)正直・誠実
ジャンプの課題では,「こうちゃんはボールが足をかすったことを言えますか。言えませんか」と問い,うそはついてはいけないと分かってはいても,生活の中ではなかなかうまくはいかないことがあることを考え合いました。子どもたちの意見からは「ぼくだったら言えません。」とこうちゃんのことを自分のこととして考えるものが見られました。
言えない理由としては「勝てなくなってしまうから。」と勝敗にこだわっているものや「みんなにきらわれてしまうから,私ならぜったい言えない」などと友だちとの関係の中で考えているものなどが出されました。
言えるという理由からは,はじめ「うそはだめやから,言った方がいい」という考えからはじまり,「うそをついたら,こうちゃんのことを信じてもらえなくなる」と友だちとの関係の中での考えたもの,「言いにくいけど,言わないといつまでも心に残るし,いつまでもいやな思い出になるから」と自分の気持ちにかかわって話をする考えなどが出されました。授業では友だちの考えにゆさぶられながら,どうすることが正しく,ねうちのある行動であるのかを考えました。



件名:1年生道徳「リレーきょうそう」(2014.1.21)(2014.1.21)
3学期には、学級みんなで取り組む長縄跳びがあります。学級みんなの気持ちを一つにして取り組みたいと思います。けれど、まだまだうまく跳べなかったり、跳ぶ回数が増えなくて残念がったりする姿があります。そこで、「こうやって跳んだらいいよ。」「一緒に練習しよう。」「やったー、跳べたね。」など、なかまとして励まし合って頑張ってほしいと思います。
「リレーきょうそう」は、駆け足とびのリレーのお話です。自分から練習しようとしないチームのなかまがでてきます。このままでは、チームは必ず負けてしまうという状況の中で、その子に対して、自分はどんな気持ちになるのか、そして、どんな行動をとるのかを考え合いました。子どもたちは、練習しないことはいけないことと思いながら、「どうしてその子は練習しないのだろう」とその子の気持ちを考えたり、一緒に練習できるように声をかけるなど自分にできることを考えたりしていました。



件名:2年生道徳「帰り道」(2013.10.30)(2013.10.30)
2−(3)友情
今までの生活の中で,子どもたちは,自分にされて嫌なことはしない,友だちには優しくするなど,友だち関係で大切なことを繰り返し学んでいます。でも,仲の良い友だちどうしでも,相手が嫌がることをしていたり,からかったりしている姿が見られます。また,自分がされたら嫌なことを友だちに対してしてしまうこともあります。
そこで,仲良しの友だちが嫌な思いをしていて,その子を助ければ自分にもいやなことをされるかもしれないという設定の「帰り道」という題材で,「友だちと仲良くする」とはどういうことかを考えました。授業では,「友だちだから,助ける」「相手の子におこる」「意地悪されたら悲しいし,一人ぼっちにさせない」など,友だちを助けたい,守りたいという気持ちが強く出されました。教師からの「助ければ,自分も嫌なこと言われるかもしれないよ」という切り返しにも,その思いは変わらない子が多かったです。けれども,授業後の振り返りでは,「もしかしたら助けられないかもしれません」「嫌なこと言われるのは心配」など,自分の中の弱さを見つめている子もいました。



件名:2年生道徳 『のび太の運動会』(2013.10.7)
 9月末の運動会に向けて、「のび太の運動会」という題材で授業を行いました。
のび太が、運動会にむけてがんばりはじめて、案の定ダウンしてしまう場面では、子どもたちは、「もう少しがんばって」という言葉をかけると考える子が多く、「がんばることは大切」と考えている子がたくさんいました。
 のび太が、ドラえもんにもらった「ウンドコドリンク」という飲み物のおかげで運動会で1位をとった後、そのドリンクはただの水だったという話を聞いて、「えっ」という声があがり、子どもが立ち止まって考える場になりました。
 「自分でがんばること」にこだわって考えていた子どもたち、ドラえもんにたよるのび太のことを「ずるい」と思うか「ずるくなかった」と思うか考えることで、努力し続けることの難しさを考える機会になりました。



件名:1年生道徳『おりづる』(2013.9.17)
2ー(2)親切
 「人に親切にしよう」と,よく言われますが,「親切」にするって,どういうことなんでしょう。休み時間に起こったことを紙芝居にして,みんなで考えました。
 さとしくんは,折りづるが上手く折れずにいる子を見つけました。さとしくんは,「折ってあげるよ」と,その子の代わりにつるを折って,とても喜んでもらえました。
 しかし,1週間後,まだうまくつるが折れない子を,同じように助けたのですが,今度は悲しそうな顔されてしまいました。さとしくんがしたことは,「親切」なことだったのでしょうか。
 困っている人を助けることはいいことですが,相手の気持ちを考えなければ,ただのおせっかいになってしまいます。
 子どもたちからは,「一人でやりたかったのに,さとしくんに取りあげられて,最後まで折られちゃったから,悲しい気持ちになった。」と,相手の気持ちを考えた意見がたくさん出ました。そのあと,「まず,困ったことがあったら言ってね,と聞いたらいい。」「口で教えたら言い。」と,相手に喜んでもらえるにはどうしたらいいか,考えることができました。


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