1−(4)正直・誠実 ジャンプの課題では,「こうちゃんはボールが足をかすったことを言えますか。言えませんか」と問い,うそはついてはいけないと分かってはいても,生活の中ではなかなかうまくはいかないことがあることを考え合いました。子どもたちの意見からは「ぼくだったら言えません。」とこうちゃんのことを自分のこととして考えるものが見られました。 言えない理由としては「勝てなくなってしまうから。」と勝敗にこだわっているものや「みんなにきらわれてしまうから,私ならぜったい言えない」などと友だちとの関係の中で考えているものなどが出されました。 言えるという理由からは,はじめ「うそはだめやから,言った方がいい」という考えからはじまり,「うそをついたら,こうちゃんのことを信じてもらえなくなる」と友だちとの関係の中での考えたもの,「言いにくいけど,言わないといつまでも心に残るし,いつまでもいやな思い出になるから」と自分の気持ちにかかわって話をする考えなどが出されました。授業では友だちの考えにゆさぶられながら,どうすることが正しく,ねうちのある行動であるのかを考えました。
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