夏休み前、はじめて曲を聴き、2学期のはじまりとともに練習を始め、2か月以上、同じ曲を練習してきました。最初は「英語の歌って難しい」「恥ずかしくて声が出せない」と言っていた子たちも、文化祭や音楽集会を通し、人に見てもらう歓びや歌うことの楽しさを感じたようです。しかし、舞台慣れした子どもたちの歌は、だんだんと響かなくなっていました。そこで、子どもたちを信じ、練習を任せることにしました。その日から毎朝、子どもたち同士で声をかけあい、体育館で朝練を行っていました。「魅せる(見せる)音楽」を目標に、必死で練習しました。 音楽会まであと2日。担任の先生も驚くような、歌声の変化がありました。体育館中いっぱいに響き渡るハーモニーが聞こえてきたのです。そして本番、子どもたちは自信を持って舞台に乗ることができました。歌い始めは緊張でガチガチだった子どもたちの顔も、歌い終わったときには、満足感と達成感であふれていました。翌日には、できたてホヤホヤのCDを聴いて、自分たちの演奏にほれぼれする子どもたちの顔が、すべてを物語っていたようです。たくさんの地域の方や保護者の方々、先生方にも温かい声をかけていただき、大満足で終わった三泗音楽会。 この舞台で、そして練習の日々で得た経験を、これからの生活にいかしてほしいと思います。 |
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