音楽室より

 体がゆれる 2012.9.21
4年生,きのう(9/20)のことで書き忘れたこと・・・。
「陽気な船長」のイ=おかずの部分を演奏する子どもたちを見ていると,
リコーダーをかまえる左手がゆれているのに気づきました。
すごいなー
おいしく吹く→音を長めに吹く→次の音につながるように吹く
子どもたちの吹く音がとてもなめらかにクリーミーに聴こえてくる
ここまでは,以前の学校でも経験したことがありましたが,
演奏する子どもたちの腕や体までゆれているとは,すごい。
音を体で感じて演奏する姿って,伝えようと思っても伝えられるものでは
ありません。
大事にしたいと思います。

 サンドイッチ 2012.9.20
4年生「陽気な船長」の後半です。
シシシドラララー ドドドレシシシー
シシシドラララー レドシラソラシー
そのままリコーダーで吹くだけなら,そんなに時間はかかりません。
「サンドイッチを食べます。サンドイッチは,パン,おかず,パンですね」
から話は始まります。
「シシシドラララーも,トランポリンのように吹くと,全部
パンばかりになっちゃうね!」
子どもたちは考えます。
シシシドラララーは,この前聴いた「つるぎのまい」ではなく
「白鳥」のように吹く!
という風に子どもの頭の中の考えは進んでいきます。
前に習ったことを,生かす。
聴いたことを,今度は表現で生かす。
この行ったり来たりする思考の流れを組み込むことが,
子どもにとってわかりやすい授業づくりに大切なことかなと
いつも私は考えています。

 キャンプ・ソング 2012.9.19
5年生は来週自然教室に出かけます。
「遠き山に日が落ちて」「もえろよもえろ」「きょうの日はさようなら」
キャンプファイヤーのときによく歌う歌を,音楽室でも練習しています。
室内とちがい,外,それも暗い中で歌うためにはちょっと工夫がいります。
歌伴奏のCDは,調が高めです。
音楽室で歌うのだとちょうどよいのですが,外では響きません。
思い切ってふだんのしゃべり声(地声)で歌える調まで下げます。
子どもたちがみんな楽に歌える調を選びます。
来週の本番では,アコーディオンの伴奏で子どもたちは歌うことになるかもしれません。
アコーディオンって電気もいりませんし,あったかいムードがかもし出される音色です。
子どもたちのキャンプファイヤーが盛り上がるといいです。

 続きが吹きたくなるよ! 2012.9.18
4年生でリコーダーの新曲です。
「黒板に書いた音をのばしましょう」
ド,ソ,ド,ソ,シ,ソ,ソー
シ,ソ,シ,ソ,ド,ソ,ソー
ド,ソ,ド,ソ,シ,ソ,ソー
シ,ソ,シ,ソ,ド,ド,ドー
「トランポリンでポンポンジャンプしているみたいに吹いてみましょう」
「もう1曲できちゃったね。この曲,教科書にあるよ。さがしてみよう」
「あった,あった。この曲だ」
あとは,子どもたちがどんどん練習をしていきます。

きょうはこの曲をしましょう。
さあ,●●をしましょう。
次に●●をしましょう,と進めるときもありますが,
上に書いたように進めると,子どもたちのやる気にボッと火がつきます。

上の曲?
これは「陽気な船長」という曲です。
吹いているとどんどん楽しくなる曲です。

 わからないことは学びあってすっきり! 2012.9.14
5年生は「威風堂々」の鍵盤ハーモニカ練習の2回目です。
@繰り返しと1番かっこと2番かっこへの行き方
Aタタータ(曲中に5回出てきます)の演奏の仕方
Bファの♯
Cファーファミレミーは高い音?低い音?
などが予想される「子どものわからないところ」です。
でも,これを順番にこちらが進めていっては子どもたちは受身になります。

今から5分間,4人グループで「わからないこと」をいっぱい話しましょう。
答えられそうならグループの中で話し合ってみましょう。
ワイワイガヤガヤと子どもたちの声が聞こえてきます。
時には脱線して,給食や遊びの話をしてしまうグループもありますが
(きょうの5ー3ではありませんでしたよ)そのままにしておきます。
むしろだまってしまうグループが出てくる場合もあるので,そのときは
自分もそのグループのひとりとなって話し合いのきっかけを作ります。
さて,5分たちました。
「グループ内で,解決できたかな?」
解決できたグループもありました。
「話し合いの途中のグループは?」
このグループもありました。
「では,グループ内で解決できなかったところは?」
きょうはなかったのですが,手の挙がる学級もあります。
「もどり方がわかりません」
上に書いた@ですね。
これは,学級全員が理解してほしい最重要ポイントなのでていねいに話をします。
その後,3分〜5分練習をして最後に一度合わせます。
「きょうの目標は,行き方がわかるということです。
多少音をまちがっても,うまく指が動かなくてもかまいません。
行き方がわかった人?」
これを確認して時間を閉じます。
すっきりした子どもたちの顔をながめられたら,こちら側もきょうの授業を
すっきりと終えたということになります。
どの学年,どの学級も私はこの繰り返しで子どもたちと音楽の授業を進めます。
一学期の最初に書いた「質の高い授業」は,そこにいる全員がわかる=全員が
同じ土俵にのぼるところからスタートしていきます。

ところで,あーーー
早くすずしくならないでしょうか。
2限目終わりの音楽室内は,33度でした。

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