音楽室より

 2つのメロディを重ね合わせて【5年】 2012.5.11
5−3と5−1で,「スマイルアゲイン」の中ほどにある「あしたになって・・・」のところを歌います。
先に歌うグループ:あしたになって あとから歌うグループ:あしたになって 先:空が晴れたら あと:空が晴れたら 
といったふうに歌っていきます。
先:「あしたになって」の「て」,あと:「あしたになって」の「て」,先:「空がはれたら」の「ら」をうんと伸ばすと,
伸ばしたときに相手のグループの歌声が重なり,すてきな二部合唱のできあがり。

上手だね!もうひとつ注文をつけてもいいかな?
いいよ,という子どもたちの声にのって,
あと:「空がはれたら」の「ら」が,ら!と雑な感じが気になるんだけど・・・
やさしく「ら」と歌いおわって,次を歌えるかな。
と声をかけました。
子どもたちってすごいですね。
5−3も5−1もさっとやってのけました。

すごいすごい!
あんまり上手だからもうひとつやってもいいかな?
いいよ!と張り切った子どもたちの声。
「またはるきはじめようよ」のところ,こんな風に
(といって<の長い記号を書きました。クレシェンド=だんだん強くですね)
歌えるかな?
できるできる!
実際やってみると,1回でやってのけました。

一度にたくさん要求してしまうと,子どもたちはパニックになってしまいます。
私たちだって同じですね。
「えー」とか「そんなん無理」とぱっと言えない子どもたちは困ってしまうんですね.
「一時に一事」
ひとつひとつ確実にみんなができることを積み上げていく。

着実に身につく力になるように,これからも子どもたちと一緒にぼちぼち歩んでいきます。


 迷える小鳥は どこから逃げる? 2012.5.11
2時間目の始まる前,ふと音楽室の廊下を見ると,出口を見失ったような小鳥が迷い込んでいました。
廊下の窓をどんどんあけて,階段の窓もあけましたが,なかなか出口を見つけられないようす。
声をかけてもわからないし,私も見守っているしかありません。
そのうち,小鳥は自分で出口を見つけ,空へ飛び立っていきました。

自分で方法を見つけ,自分で行動を選択する。
授業者は子どもたちがそのようにできるような支援をしていく。
これが一番の仕事だと自分は考えています。
4−4もきょう,たいこ3点セットとべルが仲間入りしました。
来週から,自分たちで曲のスタートができそうですね!
いよいよ私のしゃべる場面がなくなってきそうです。
授業者がしゃべらない授業。
私が理想とする授業スタイルです。


 意欲 やる気 が一番!【6年】 2012.5.10
2限目は6−2の時間。
「つばさをください」のスピードゲームの2回目。
この学級はまたたく間にやってしまいます。
さあ,ひとりで好きなメロディをひとふしずつ歌ってリレーをするよ。
これは,先生の方を向いて歌っていくので,さらっとやってしまいました。
あら,まだ時間が余っているぞ。
ではみんなの方を向いて歌ってみるかな?
あんまり並ばないかな・・・と一瞬思ったりした私でしたが,あらあら
並ぶ並ぶ。15人以上は並んだのではないでしょうか。
細かいことはこれからです。
あなたの,ぼくの,その「やってみよう!」という気持ちはとっても
尊(とうと)いものです。
一回一回ピアノを弾きながら,子どもたちってすごいなという気持ちよさが
私の心の中に積もってきました。
たまたま校長先生が参観されていました。
「ひとりで歌うってすごいな」
とおっしゃってみえました。
子どもたちよ。あなたたちはダイヤモンドの原石です。
今が最終なのではなく,これからどれだけでも磨いていけるのです。
(もちろん,ただガリガリとやればけずってしまうだけですけど・・・)
これからじっくりと進めます。
私は磨きますよと言って,あななたちを磨きません。
気がついてみると声で自分の気持ちを表現することが,うんと気持ちのよい
ものになっていることでしょう。
これからの成長が本当に楽しみです。

 だれもができる たいこ と ベル【4年】 2012.5.10
4−3と4−1は,バス(低音)も仲間入りすることになり,
「茶色の小びん」も合奏らしくなってきました。
さあ,新しいメニューが増えますよ!
まずはたいこです。
私の言うたいこは,シンバル,小太鼓,大太鼓の3点セットです。
大太鼓と小太鼓で前打ちと後打ちを担当。
シンバルは4つ打ちを繰り返します。
これで4ビートの完成です。
慣れてきたらシンバルは,ツーチャッチャッときざみます。
これでスィングジャズのリズムパターンの完成です。
さっそく,子どもたちにたずねます。
大太鼓をやりたい人!
多くの子どもたちが手を挙げます。
先生にじゃんけんの勝った子(王様ジャンケンなどとよばれるやり方)
を続け,担当が決まります。
同じように小太鼓,シンバルも担当が決まります。
最初の3人には,奏法を教えます。
次からは教えません。
次に決まった子どもには,その前にしていた子どもが伝えます。
最初は時間がかかりますが,だんだん早くできるようになります。
これを繰り返し,だれもが公平に楽器にふれ,楽しむ機会をとっていきます。
この繰り返しをすることで,どの子も楽器が身近なものになっていきます。
次担当の友だちに,奏法をきちんと伝えられるということは,伝える子どもに
とってもよい勉強になるんですね。
ベルはソ,ラ,シ,ドの4本をひとり1本ずつ担当します。
ひとり4拍ずつのリレーをしていきます。
その4拍の中では,どんなリズムで鳴らしてもかまわないという約束です。
あっという間に終わりのチャイムとなりました。

 みんなの方を向いて ひとりで歌う【6年】 2012.5.9
ひとりで歌うって,ほんのちょっぴり勇気のいること。
1限目 6−3,5限目 6−4 
どちらの学級も,どんどんひとりで歌う子どもたちが音楽室の後ろに並びます。
前を向くとみんなの顔。黒板の上にある星マーク。
この星マークに自分の声を当てます。
すごいすごい
どの子の声も味があって,4人でひとふしずつどんどん歌のリレーが成立して
いきます。
その後学級全員で歌ってみます。
言うまでもなく声量もパワーアップしていますし,何と言ってもキラキラしている
子どもたちの目がうんとすてきになっています。
この調子でこれからも!

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