音楽室より

 鑑賞の授業【6年】 A 2012.5.7
みんなはオーケストラの団員。私はマネージャー。
「はいはい,みなさん,一週間後に本番がありますよ! 演奏曲の中に『剣の舞』があります」
ときいた途端,「ドキッ」とする団員がひとりいます。

1 ティンパニ
2 トロンボーン
3 小太鼓
4 木琴
5 アルトサクソフォーン

これをお読みのみなさんは,どの奏者だと思いますか?
「剣の舞」の演奏を苦手とする人ですね。

答えはあすのこの掲示板に書きます。


 鑑賞の授業【6年】 2012.5.7
鑑賞の授業は,音楽仲間の中でも悩んでしまうテーマです。
子どもたちに聴かせておしまい? 
感想を書く? 作文の得意な子どもだけが活躍? など,悩みがつきません。
川島小学校に来る前に勤めていた小学校で,音楽科の全国大会を開いたとき,テーマは鑑賞の授業でした。
むずかしい話は省きますが,かんたんに言えば,鑑賞と表現は表裏一体,紙のおもてうらのようなものと言えるでしょうというのが結論です。
きょう,6−2が終わり全クラスが終わりましたので,6年でした鑑賞の授業のようすを書きます。

カチカチカチと音を鳴らすものを子どもたちに見せます。
「メトロノームだっ」という子どもたちの声
60はこれぐらい,120はこれぐらい,おもりを一番下にすると208,一番速くするには・・・そう.おもりをはずす。 40はこれぐらいと子どもたちに音を聞かせながらメトロノームを見せます。
ではこの曲の速さをずばり当てましょう,と言って1曲かけます。
「剣の舞」です。
わあ,いくつだろう?
子どもたちは,曲を聴いた後,思い思いに答えを言います。
あまり細かいと収拾がつかなくなるので,10単位で子どもたちは言います。
180近くの数字を答える子どもたちがどの学級も多かったです。
学校にあるCDの演奏では,184ぐらいです。
180〜190と答えた子どもたちが「近いで賞」となります。
演奏者,指揮者によってずいぶん幅がありますから,あくまで目安ということも
子どもたちには話しておきます。

続きがあります。

 輪になって歌う と トイレのスリッパの話 2012.5.2
1時間目は6−4。一人ひとりがよく歌います。
「いまわたしのねがいことが」といった短いメロディを,ペアで歌いペアで歌ったらとなりのペアの人たちと一緒に歌い・・・を繰り返していきます。
最後には大きなひとつの輪になった状態での歌になります。
すごいパワーです。
このあともう一度ピアノの前に集まって歌うと,はじめに歌ったときよりもはるかに自信に満ちた声に変わっています。
自分たちのしている活動の自信が積み重なったとき,どんどんその先の工夫も生まれていくことでしょうね。
来週からは他のクラスでもしていきます。
様子はまたその都度書いていきますね。

放課後,戸締りを見ながら中校舎を歩いていました。
トイレの電気がつけっぱなしやスリッパが乱れていたりということがよく見られるのですが,きょうの3階 女子トイレのスリッパの並べ方は完璧でした。
ちょっと気をつければちゃんとできるじゃない。
これからもこの調子で!

 だれとでもペアに 2012.5.1
二人組でする活動をよく取り入れます。
きょうの2年4組。2拍子と3拍子のちがいを体で感じる内容がメインです。
2拍子の歌「はしの上で」と3拍子の歌「たぬきのたいこ」を歌った後,二人組みでリズム打ちをします。2拍子はドンパンドンパン,3拍子はドンパンパン(音楽でリズム・バッテリーとよばれる基本的な打ち鳴らし方)をします。
一見,遊びなのですが,これが結構大事な活動です。
子どもたちは,遊びながら「2拍子」「3拍子」の感覚をどんどん身につけていきます。
言葉によるやりとりも大事にしながら,体を使って感得する活動もこれからどんどんしていきます。
授業の終わりは,「じゃんけんぽん」の歌でじゃんけんを2回してさようなら。
元気な中にも,何かひとつは音楽のおもしろさを感じてほしいと願いをこめて,きょうも2年4組の授業を閉じました。
さて,だれとでもペアになれて,活動を進める・・・どの学年でもあたりまえのようにしてやっていきたいですね。
おとなになって働くようになったとき,チームでする仕事はどんな職業でも必要な要素だと考えます。
相手を選ばず,向かい合った人とさっと今するべきことに集中できる川島小学校の子どもたちに,今以上にどんどんなっていくことを楽しみにしていたいと思います。
それができたときには,知らず知らずのうちに,子ども一人ひとりの学ぶ力もどんど高まっていることだと思いますよ。

 授業の最初にリクエスト曲を2曲 2012.4.27
4年生はどの学級も授業の最初に「みんなの歌」から順番に2曲リクエスト曲を選びみんなで歌っています。27(金)4−4では「思い出のアルバム」が選曲されました。
「もうすぐみんなは1年生」というところがありますが,ちょっとみんなにたずねてみました。
「もう一度,小学一年生に戻りたい人!」
意外と手がたくさんあがりませんでした。宿題が少ないから,勉強がやさしいから,6限がないからなどその理由が返ってきました。
では「早く中学一年生になりたい人!」とたずねると,「はーい!」と元気な声がたくさん返ってきて,私はびっくりしてしまいました。
理由をきくと,お弁当だから,自転車だから,クラブがしたいなどありましたが,「もっとむずかしい勉強がしたいから」という理由を言っていた子どもたちも少なからずいました。なるほどそういう前向きな気持ちも大事にしていかないと,と私はそのとき思いました。
子どもたちにすべきことを伝える → 子どもたちは言われたことをきちんとやりとげる
このこと自体は基本的なことだと思いますが,加えて自分の頭でよく考えて判断して行動を選択する力も重要だと思います。
「選択する授業」は,私の音楽の授業でいつも大切にしたいと心がけているテーマです。具体的な内容は後日書いていきますね。
今週はここまでです。

Page1 Page2 Page3 Page4 Page5 Page6 Page7 Page8 Page9 Page10 Page11 Page12 Page13 Page14 Page15 Page16 Page17 Page18 Page19 Page20 Page21 Page22 Page23 Page24 Page25 Page26 Page27 Page28 Page29 Page30 Page31 Page32 Page33 Page34 Page35 Page36 Page37 Page38 Page39 Page40 Page41
[最新の状態に更新]