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2016/02/01

2年人権講演会

| by 富洲原中学校教職員

3学期、2年生はカリキュラムに沿って「差別をなくそうとする生き方に学ぶ」という主題のもと、部落差別を中心に学んできました。
 明治になり解放令が政府によって出され身分制がなくなったにもかかわらず、その後も差別はなくならなかった。被差別部落の人々は、全国水平社創立大会を開き、水平社宣言を作成し水平社運動を進めた。
 戦後も新しい日本国憲法ができ民主化が叫ばれたが、被差別部落の生活は厳しく、失業率や不就学率の差は大きくなっていった。そのような中で、誰もが無償で義務教育を受けられるように、被差別部落の人々が中心となり教科書無償化の運動が広がり、1962年「義務教育無償化法」が作られ、順次無償の枠が拡大していった。
 差別の中で生きてきた人々が、反差別の運動を行ってきた中で、大切にしたのは仲間との連帯です。そして、現代においても続く差別をなくすために、仲間とともに取り組んでいる自分たちに近い年代の大学生の浅川 翔さんからお話を聞くことで、より身近な自分たちの問題として受け取ることができました。




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