2012.4.6    校長 田中 繁       

<創立と校舎>
 本校は、昭和22年(1947年)、富洲原小学校の校舎の一部を借りて開校しました。一時期、北部中学校と称しましたが、昭和31年(1956年)に現在地に校舎の一部が完成、翌年に竣工式が行われました。 昭和34年(1959年)には、その新校舎が伊勢湾台風のために床上2mの浸水に合い、施設設備が壊滅的な被害を受けることになりました。多くの地域の方々やボランティアの方々、四日市市のご支援により、苦境を乗り切ってきました。現在の教室棟は平成元年(1989年)にオープンスペースを持つ校舎として、建て替えられたものです。

<地域の中で>
 「富洲原」という地名・校名が示しますように、富田一色、天ヵ須(洲)賀、松原の3地区から成り、それぞれの地区には脈々と引き継がれてきた祭りや地区運動会があります。地域の繋がりの強化を願って、新たな「夏祭り」も行われています。また、地域の子ども達の安心・安全のために、ボランティア活動として「富洲原子ども見守り隊」も組織されています。また、環境に配慮したリサイクル運動を兼ねた年2回の廃品回収は地域を挙げての取り組みともなっています。こうした地域のまとまりを大切にする土壌の中で、子ども達は地域の方々の温かい目の中で成長してきています。  

<校章と校歌>
 3つの地区のまとまりとかつての漁業の町として栄えた象徴として、小中学校とも、校章は図案化された錨を3つ組み合わせたものとなり、「三錨…さんびょう」という愛称で親しまれています。小中学校の校歌は何れも伊藤亘行氏の作曲によるものです。  

<新任校長として>
 今年度より富洲原中学校に着任いたしました校長の田中 繁といいます。学校教育目標である「聴き合い 学び合い 響きあう生徒の育成」を目指し、今まで培われた実績に学び、それを礎とした様々な取り組みを今後も進めたいと考えています。 学びを軸とした学校と地域及び保幼小中との連携の中で、子どもたちを主役とした教育の成果が一層上がるように微力を尽くしたいと考えています。保護者、地域の方々には機会を通じて来校していただき、授業に部活動に、また諸行事に取り組む生徒の姿をご覧いただき、温かいお声掛けをいただければ幸いです。 今後とも、地域全体で子どもたちの健やかな成長を育むため、ご支援とご協力のほど、よろしくお願いいたします。  

||||| 校長のあいさつ、 |||||||||| 校長のあいさつ、 |||||