1学期の期末テストまで、残りわずかとなってきました。
テストに向けての良い準備はできているでしょうか?
以前にも紹介しましたが、テスト勉強の効果を上げるための方法をいくつか書いておきます。
参考にしてみてください。
○勉強のできる環境を整えましょう。
ケータイやスマホがそばにあって、友だちとのやりとりを気にしながらの勉強はやめましょう。
マンガやテレビが近くにあって、そっちの方が気になるようでは、勉強ははかどりません。
やるときはしっかり集中できる環境を作りましょう。
○「目」だけでテスト勉強を進めていてもあまり効果は望めません。
例えば、「墾田永年私財法」を漢字で書けますか?
言葉に出して言えたとしても、実際に書いてみると、書けないこともよくあります。
「実際に書いてみる」「声に出して読んでみる」ことで、より効果的になります。
○問題と答えを逆にしてみましょう。
例えば。「743年に、『新しく開墾した土地は、永久に私有してよい』と聖武天皇によって出された法律を何というか」という質問に対して、「墾田永年私財法」と答えるのは比較的易しいです。
これを逆にしてみましょう。
「墾田永年私財法を説明しなさい」となりますが、答えられますか?
こういった工夫も必要ですね。
○丸暗記には限界があります。
流れや背景、理由や内容を理解したり、他のことと関連付けたりすることで、より覚えやすくなります。
たとえば、2年生の数学の問題に「2けたの正の整数と、その数の十の位の数と一の位の数を入れかえてできる数との和は、11の倍数になることを説明しなさい。」問問題があった場合、この解答を丸暗記することは、大変ですし、あまり意味がありません。
それよりも、2けたの正の整数の表し方【10a+b】や11の倍数の表し方【11×(自然数)】を理解し、何を使って、最後はどのようなことを示せばよいのかを納得するまで勉強したほうが有効です。
なぜなら、この問題によく似た問題で「2けたの正の整数と、その数の十の位の数と一の位の数を入れかえてできる数との差は、9の倍数になることを説明しなさい。」とか「3けたの整数だとどうなりますか?」などがあります。
このような問題に出会った時、丸暗記では対抗できませんが、理解し納得していれば、解決できます。
時間はかかるかもしれませんが、理由や内容が納得できるまで、頑張りましょう。
○自分の弱点を把握し、克服することが点数UPにつながります。
授業中に間違った問題、ワークや問題集で間違った問題に時間をかけ、きちんと理解しておきましょう。
自分で解決できない場合は、友達や先生に遠慮せずに聞きましょう。
○ノートを見直しましょう。
授業中、先生の話や友達の発言を聞いて、考えたことや疑問に思ったことなどがメモしてあれば、そのメモに注目して振り返りをしましょう。
時間短縮につながり、余った時間で、他のことに取り組めますね。
時間は限られていますので、その中で最善の準備をして、テストを迎えて下さい。