じばさんで開催された「四日市環境フェア」において、「第12回公害・環境に関する研究作品展」の表彰式・研究発表会がありました。2年生の増田さんが取り組んできた「環境」をテーマとした作品が、応募総数約200作品の中から高く評価され、2年連続で最優秀賞の「市長賞」を受賞する快挙を成し遂げました。さらに1年生の山﨑さんも優秀賞を受賞し、中部中からダブル受賞と素晴らしい結果となりました。
授賞式には森市長がお越しになり、一人ひとりに表彰状を手渡していただきました。


表彰式では、どの賞も形式的に授与されるのではなく、受賞者一人ひとりの取り組みや努力を称える言葉とともに、丁寧に賞状が手渡され、会場からは大きな拍手が送られていました。

市長賞を受賞した増田さんは、その後開かれた研究発表会で自身が取り組んだ研究を発表する機会もありました。増田さんのプレゼン発表は、研究内容がとても丁寧に分かりやすくまとめられていました。これも本校のプレゼン力の成果ですね。すばらしい!
発表内容の「エコ農業」は、研究内容の確かさに加え、実験を自ら企画し実践を通して学んだ探究力、プレゼンの構成力、資料の工夫、聞き手を意識した語り口など、高いプレゼン力を十分に発揮した発表でした。

環境と農業を身近な地域課題として捉え、自分の考えを自分の言葉で熱量を込めて伝える姿は、多くの来場者の心に強く残るものとなりました。大阪・関西万博を訪れた際の経験は、今回の作品作りに大きく影響しており、環境を守る様々な技術や環境を主体的に考える大切さを肌で感じたようです。環境のあらゆる課題を自分事として捉え、自らの研究を通して提案をしてくれました。

今回の受賞は結果だけでなく、日々のプレゼン力の経験を活かした探究活動の積み重ねと、考えを「伝える力」を大切にしてきた学びの成果です。本校では今後も、四日市公害や環境とつながる探究学習を通して、生徒一人ひとりが自信をもって発信できる力を育んでいきます。
受賞された増田さん、山﨑さん、本当におめでとうございます。