3年生のグローバルシティズンシップ教育、12/18はゲストティーチャー授業。当初はオンラインでの授業を予定していましたが、「行ける距離なので行くよ!」と言ってくださり、なんと大阪から来てくださった
多国籍キッズ・帰国子女キッズ専用 オンラインアフタースクール代表のベイツ直子さん。娘さんとともにご来校いただきました。
30代で初めてパスポートをつくり、単身カナダへ留学。帰国後、カナダ人と結婚し双子女子を出産されます。しかし、この子どもたちが日本の学校に通う中で「外見が違う」という理由でつらい思いをし、学校に通えなくなりました。「見た目が違うだけでどうしてこんな思いをしなければならないの?」大きな疑問を抱きながら、子どもたちの居場所を探しますがなかなか見つからない。「なければ自分で作るしかない!」そうして立ち上げたのが、ご自身の事業です。そんな直子さんに、『「違いを受け入れる想像力」と「対話を通じた創造力」』というテーマで、生徒と対話しながら授業を行っていただきました。
《生徒の感想》
- 直子さんの話を聞いて、多国籍の人だから~帰国子女の人だから~といった自分の中の勝手なイメージや思い込みは人を傷つけてしまうことがあるということを教えてもらったので、その人がどんな人なのかその人自身の内面を見て話すことをこれからは大切にしていきたいです。
- 今まで特に何も考えず、単純に、「いろいろな~」という言葉を使っていましたが、「いろいろな~」があるということは、それだけの違いがあるということなのだと考えればわかるのに、違いがあって当たり前ということを、普段忘れてしまっているなと思いました。違いがあって当たり前、ということをあらかじめ想定しておき、それらの違いを受け入れるため想像すること、違いを拒絶するのではなく、受け入れ、対話を通じて新しい考えを創造すること、難しいけれど、自分なりに考えて、大切にしていきたいと思います。
- ジェシーさんの、「話しかけるのは大切だけど、自分とは性格が違う可能性が高いことを知っておくのが大事」という言葉が心に残った。私たちには違うところがたくさんあるが、まずはその人の内面を知ることが大事。また、相手のことを想像することは大切だが、想像が思い込みにならないよう確かめることが大切。今回のPolarisを通して、違いに困っていたり、違いによってつらい思いをしている人を見かけたら、まずはその人に寄り添って、対話をすることが大切だと学んだ。想像と対話を大切にして、社会の人々とかかわっていきたい。
- 学校目標にもある「自律・協働・創生」につながる話で、「そうぞう」という言葉の中にも「想像」と「創造」があり、多様な社会の中で生きていくのに必要なコミュニケーションには相手を受け入れる想像をすることと対話をして自分にはない考え方を得る創造力が大事なのだと思いました。多種多様という言葉は身近なところで多く使われていますが、多種多様って何だろうとその言葉を大切に抱えながら考えることが大事だと思いました。
直子さんとジェシーさんだからこそ語れることを伝えていただき、たくさんのものを受け取りました。素敵な授業をありがとうございました。ここから、さらにつなげていきます。
