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2025/12/15new

(3年3組)美術「工芸用漆細工」。堆朱でMyオリジナルストラップ

| by 大池中HP管理者
先週12月13日(金)の4限目は3年3組の美術授業の様子を紹介します!
単元は「工芸」。工芸用の漆細工(うるしざいく)である、『堆朱(ついしゅ)』を加工しながら、自分だけのお気に入り「My ストラップ」を作成します。

ちなみに『堆朱(ついしゅ)』とは、漆(うるし)を何層にも厚く塗り重ね、その表面に彫刻や加工をしながら文様(もんよう:物の表面を飾るためにつけられた図様のこと)を表す漆器(しっき)の加飾技法(かしょくぎほう)のことをいいます。特に朱色の漆を用いたもの指し、中国から伝わって日本で独自の発展を遂げたのが「堆朱」です。

【次の写真は、美術授業担当の先生が作成した「堆朱(ついしゅ)」です】
※次の写真は1つの堆朱の裏表です。


まずは、等高線を考え、どのように削れば立体的に積層(せきそう)が表れるのかを試行錯誤しながら取り組みます。色鉛筆でアイデアを考えたり・・・。自分自身が完成形のイメージを膨らませて、いよいよ制作が進んでいきます。何重にも重なったカラフルな漆の層を、黙々とヤスリで削って形を整えたり、耐水ペーパーでとにかく磨いたり・・・。


自分だけのMy オリジナル ストラップの完成を目指し、みんな集中して取り組んでいます。写真では、なかなか物品が小さいためわかりにくいですが、「堆朱」の漆の層をうまく生かしながらの作品づくりを仲間と協力したり、教え合ったりしながら取り組んでいます。3年3組らしい、あたたかな雰囲気の中、みんなとって素敵な表情で取り組んでいます!完成が本当に楽しみですね!




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