学校のようす >> 記事詳細

2026/02/09new

(1年2組)社会「摂関政治の時代」心にも あらでうき世に ながらへば・・

| by 大池中HP管理者
先週2月6日(金)1年2組の社会科の授業の様子から。授業担当の先生の提案授業として(大池中学校教員研修の小グループの学び合いから)、『他者との関わり合いを探求する授業づくり』という研修グループテーマのもと、1年2組において平安時代『摂関政治』が単元となる授業を展開してくれました。

授業のスタートから、いきなり2つの和歌を提示して、どのような内容がうたわれているのかを考えました。

■(藤原道長「望月の歌」)
 この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも 無しと思へば

■(三条院<三条天皇>68番)
 心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな

この時代における、藤原氏の権力が、天皇よりも大きかったことに気づかせるための「導入」。人間誰しも「こんな世の中に、生きていたくない!(こんな世の中、いやだ!)」って思う時があるかもしれない。天皇と藤原氏の関係性が見えるこの和歌からも、すべての権力を手に入れ、栄耀栄華を誇った藤原道長に圧迫された三条天皇の気持ちが現れた和歌。

難しいテーマのようでもあるが、このような時代を象徴するような和歌を現代語訳を加えながら紹介していくと、子どもたちも難しい和歌が本時の授業内容を表すキーワードになることをイメージできた場面でした。


2組の子どもたちは、突然に提示された2つの和歌についてびっくりしながらも、教科担当の先生の説明に納得し、隣の人や近くの席の人たちと意見交流をしながら探究活動に取り組む時間を頑張っていました。

本時のめあてが、『平安時代の政治の特色についてわかる』とし、仲間とともに学び合う授業を大切にした授業をすすめてくれました。仲間とともに考え、探求する時間。一人一人が平安時代の天皇と藤原氏の関係を教科書や資料から読み取り、考える時間というようにメリハリのある授業でした。


授業において子どもたちにつけさせたい力は、『資料や根拠をもとに話し合い、主体的に課題について考える力を身に着ける』です。子どもたちからは、平安時代における藤原道長の絶大な権力を誇った言動が、三条天皇が権力争いに疲れ果ててしまった心情を和歌に込めた思いを感じながら、その時代をイメージしながら、そして理解し考えながら、課題解決に向けた探求を深めていきます。子どもたちからは、藤原道長が、自分の娘を天皇と結婚させて、天皇の親せきとなって発言力を増し、権力を握っていく「摂関政治」の時代を根拠を持って説明することができるようになってきました。



このような「他者と関わり合い探求する授業づくり」を継続していくことによって、子どもたちは社会科としての確かな学力が身についてくるのだと思いました。子どもたちの学び合いも大切ですが、大池中学校では、今回の1年2組の社会授業における提案授業のような、教員間での学び合いも大切に日々取り組んでいます。
17:18