本日10月22日(水)9時から11時までの時間帯にて、大池中学校チャレンジルームに通う子どもたちと、四日市メリノール学院高校通信制課程に通う生徒のみなさんの授業間交流を初めて実施しました。
以下の写真のように、通信制課程に通う生徒のみなさんの中から14名もの高校生に参加をしていただきました。嬉しいことに、その中でも1名の高校生が大池中学校の大切な卒業生であったことです。自分から参加希望をして母校のチャレンジルームでの授業間交流に参加してくれたことを聞かせてもらいました。本当に嬉しい限りです。
まずは、校長室にてあいさつと、今日の取り組みにおける確認事項をチャレンジルーム担当教員から説明をしてもらいました。高校生のみなさんには、しっかりと説明と確認事項を聞いていただきました。緊張感の中にも、先輩としての頼もしさや、高校生としての落ち着きもしっかりと感じ取れました。大変頼もしく思いました。





この取り組みは、チャレンジルームの新たな取り組みとして、本日から月1回をめどに大切に進めて行きたい取り組みです。その1回目が本日チャレンジルームにおいて実施しました。
今年度、大池中学校は、校区内で一番近くに位置する四日市メリノール学院との協働した取り組みをすすめていきます。その1つは、1学期に1年生すべてのクラスで実施した『御池沼沢植物群における植物観察』を、2学期の12月にも実施する際、大池中学校1年生すべてのクラスとメリノール学院の中学校1年生すべてのクラスとともに協働的な取り組みを始めます。内容は「御池沼沢植物群落の植物観察と合わせて保全活動を一緒に行う」予定です。
2つ目の協働的な交流は、夏休みに実施した「夏休み補充学習会(地域子ども教室)における高校生学習ボランティア」です。7月22日(火)の午前中にメリノール学院高校生7名に参加してもらった補充学習。中には大池中学校の大切な卒業生も来てくれました。
そして、2つ目の取り組みは、ここに紹介する「メリノール学院高校通信制課程に通う生徒とチャレンジルームに通う子どもたちとの授業間交流」です。授業間交流を通した「心たたまるふれあい活動」の中で、子どもたちの社会的自立を目指し、自己肯定感をはぐくむ学びの場とすることを目的としています。授業間交流としては、学習(自主学習含む)の補助、小グループでのレクリエーション活動、進路相談などのコミュニケーションなどを工夫しながら実施していく予定です。





本日が初めての授業間交流なので、中学生の子どもたちは緊張感と嬉しさと恥ずかしさなどの思いもある中でのスタートでしたが、高校生のみなさんが、家庭科授業においてアドバイスをしてくれたり、作業をあたたかく応援してくれたり、自主学習のサポートをやさしく対応してくれました。高校生のみなさんのあたたかさと優しさに、中学生の子どもたちは、時間とともにコミュニケーションを取り始めていきました。そして、高校生のみなさんのあたたかさで寄り添ってもらいことで、どんどん笑顔が増え始め、いつの間にか小グループのゲームでは、ガッツポーズで嬉しさを表現してくれたり、嬉しことや楽しいことを言葉で表現できるようになってきました。


2時間が経過し、初めての授業間交流が終了を迎えました。高校生のみなさんは最後までおだやかであたたかく優しい笑顔で寄り添ってくれました。最後のあいさつもしっかりとしてくれました。中学生の子どもたちの中には、高校生のみなさんを見送りに職員玄関まで一緒に来てくれた仲間もいます。
次は11月です。高校生の皆さんにも、宿題として11月に取り組んでみたいことなどを考えてきてほしいと伝えさせてもらいました。中学生の子どもたちには今日の振り返りをしながら、次につながる取り組みとなるように丁寧に取り組んでいこうと思います。
中学生の子どもたちからは、「すごく緊張したけど、高校生の人たちがみんなすごく優しくて、安心して勉強やゲームに取り組めて嬉しかった!」。「すごく楽しかった」。「高校生活についてやアルバイトのこと、中学生のときの話などを丁寧に教えてくれたから、話やすかった」・・・。このような感想を聴かせててもらいました。
四日市メリノール学院高校通信制課程に通う高校生のみなさん。今日はありがとうございました。これからも継続した授業間交流をよろしくお願いいたします!