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2025/07/16new

(1年生)7/14(月)7/15(火)国指定御池沼沢植物群落の植物観察実施!

| by 大池中HP管理者

御池沼沢植物群落(おいけしょうたくしょくぶつぐんらく)西部指定地での自然観察を、1年生すべてのクラスにおいて実施しました!

「伝えること・聴いてもらうことができた!」「わかった!・できた!・発見した!なかまと一緒に学習すると楽しい!」と思える授業づくり。このような授業を継続することによって自己肯定感の涵養につなげたい。

大池中学校では、「地域資源の積極的な活用!」「地域人材の積極的な活用」を通して、教科書だけではできない学びをたく
さん得ることができます。このような『生徒間交流・地域交交流』を大切にします。
第一弾が、『生徒会本部役員とコミュニティスクール運営委員の皆さまとの懇談会』。
第二弾、御池沼沢植物群落の植物観察(文化課から出前授業)。
第三弾が、夏休み7/22(火)・7/23(水)・8/25(月)・8/26(火)の「地域こども教室(希望者によ  
る補充学習)」ちなみに、1年生と2年生は7/22と7/23の2日間のみ実施。

■7/22(火)は大池中学校区内に隣接する「四日市メリノール学院高校生」が教育学生ボランティアとして、子どもたちの「わからない・わかるようになりたい」に寄り添ってもらいます。

■7/23(水)は四日市南高校と川越高校に通う高校生(すべて大池中学校の卒業生)が教育学生ボランティアとして、子どもたちの「わからない・わかるようになりたい」に寄り添ってもらいます。

7/14(月)2限目「1年1組」 3限目「1年2組」の理科授業としての自然観察。国指定天然記念物『御池沼沢植物群落「西部指定地」』での植物観察を実施しました!四日市市シティプロモーション部文化課の石田さんはじめ、スタッフのみなさんにわかりやすくて、丁寧で、子どもたちが説明と観察に食いるように興味関心を持って植物観察をさせていただく貴重な機会と時間をつくっていただ
きました。

【写真は7月14日(月)1年生1組の植物観察の様子から】




天候が心配された7月14日(月)の2限目。雨の影響もなく、暑さも先週までの暑さと違い、上下長ジャージでも対応できるくらいの気温の中、1年1組から四日市シティプロモーション部文化課の出前授業として大池中学校1年生の「理科授業」として実施をしました。授業内容は『国指定天然記念物 御池沼沢植物群落西部指定地での植物観察』です。

大池中学校では例年、12月の冬休み前に『御池沼沢植物群落の東部指定地の保全活動として、除草活動後の草集めと講義』を行ているのですが、1年の中でも植物観察(食虫植物)には1番最適な時期に『国指定天然記念物』に触れる機会をお願いしたいということで、文化課のご協力のもと、自然観察・植物観察が安心・安全に実施することができました。

まずは、「ヤチヤナギ」についての学習です。寒地性の「ヤチヤナギ」の植物は、日本で一番南側の湿地に分布する植物であることを教えてもらいました。また、「ヤチヤナギ」は太陽の光にあたらないと、すぐにダメになってしまうこと。他の草木に栄養がいってしまうこともダメなので、文化課のみなさんやボランティアのみなさんが、草刈りなどの保全活動を継続して行うことによって、70年間もの間、国から指定された天然記念物として認められていることも知りました。

「御池沼沢植物群落の西部指定地」の湿地の中の歩道を進みます。中央観察橋付近には、「モウソウゴケ」や「ヘビノボラズ」、「ノカンゾウ」という食虫植物がいっぱい。子どもたちは初めて見て。聞いて、興味津々でルーぺを活用しての観察をはじめます。目の前で見る「モウソウゴケ」や「ヘビノボラズ」「ノカンゾウ」に子どもたちは驚きと合わせて。なぜ、この希少な食虫植物が御池沼沢植物群落には咲き誇っているのかを初めて知ることができました。

それは、『保全活動』があってこそ守られる湿地での植物であって、その『保全活動は人の手で丁寧に行われるもの』ということ。文化課の石田さんはじめ、スタッフのみなさんや地域ボランティアの人たちの、継続される保全活動があってこそ、国の指定をうける天然記念物として70年もの長い期間を守られ続けてきたことを知る素晴らしい時間となりました。

だから、12月に実施する、『第2回 御池沼沢植物群落での保全活動と植物観察(東部指定地)』にも目的を持って参加させていただくことができるのです。

1時間の授業といえども実質は45分から50分間。このような時間制限がある中でも、文化課の石田さんはじめスタッフのみなさんが、こどもたちのために事前の歩道整備をはじめ、資料作り、当日の実施要項などでも大変多くの時間を大池中学校の子どもたちの授業のために費やしていただきました。

子どもたちは、大池中学校グラウンドから、わずか1分のところに、国の指定天然記念物である御池沼沢植物群落西部指定地があることを知ることによって、大池中学校の生徒であることをを誇らしく思える時間にも間違いなくなったと思います。

そして、石田さんの御池沼沢植物群落の希少な植物を「未来に残したい!」という思いがしっかりと伝わりました。未来に御池沼沢植物群落をいつまでも残したいからこそ、中学生の子どもたちに一生懸命に、全力で関わていただいた熱い思いをしっかりと子どもたちは目と、頭と、そして心で受け止めることができたと思います。

四日市シティプロモーション部文化課の皆さま、本当にご指導ありがとうございました。これからも継続して持続可能な取り組みとなるように、ご協力とご支援をよろしくお願いいたします。心からお礼申し上げます。ありがとうございました!
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