中学3年生の理科では、「斜面上を動く台車の運動」についての実験を行いました。滑らかな斜面を走る台車の速さの変化を調べながら、力のはたらきや運動のきまりについて確かめる学習です。

実験では、生徒たちが班ごとに協力し、記録タイマーを使いながら台車の動きを丁寧に記録しました。タイミングを合わせて測定する姿や、データを比べながら「だんだん速くなっているね」「角度を変えるとどうなるんだろう?」と意見を交わす姿が印象的でした。

実験を通して、「力が加わると運動の仕方が変わる」という法則を自分たちの手で確かめ、学びの実感を深めることができました。班の仲間と協力して考え、試行錯誤を重ねる中で、自然と理科の楽しさや科学的な見方・考え方が育まれていました。今週は、体育館でもスポーツや体の動きで物体の運動がどのように変化するのかを体感する取り組みも行いました。

この単元の学習を通して、生徒たちは「目に見えない力を数値でとらえること」や「仮説を立てて確かめること」の大切さを実感しました。これからも仲間とともに探究を続け、理科の世界をより深く味わっていってほしいと思います。