日本の春は、出会いの季節であり、別れの季節でもあります。
修了式に続いて、この年度末を持って当校を離れる教職員とのお別れの式“離任式”を行いました。
学校を去る教職員を紹介し、呼ばれた者は子どもたちの前へ。
一人の名前を呼ぶたびに、子どもたちからは
「えーーーーーっ!?」
「ほんとーーーー!?」
といった、驚き、嘆き、そして悲しみのような声が上がりました。
その声は、しばらく体育館から消えません。
子どもたちは、近くの子と顔を見合わせて口々に何かを言っています。
前に並んだ教職員が1人ずつ、ある者は浜田小での思い出を語り、ある者は子どもたちへの餞の言葉を語るのを、子どもたちは、目をつないでじっと聴き、それが終わると、「ありがとう」と「さようなら」の気持ちを込めた、大きな拍手を贈っていました。
代表の児童は、
「先生方とは、たくさんの思い出があります。そして、にいろいろなことを教わり、支えてもらって成長してきました。これからも、先生方に教わったことを大事にして頑張っていきます。先生方もお元気で」
と、これまでの感謝とこれからの思いを伝えました。
そして、子どもたちは両端に動き、内側を向いて花道を作り、そこを歩いて体育館から出ていく教職員を、拍手で見送りました。