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インターネットでZoomに接続する方法

登録者:海蔵小HP管理者 | 2021/01/21 | (0票)

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2021/03/19

飛び立とう未来信じて

| by 学校長
 本日、卒業式を挙行いたしました。子どもたち一人ひとりは、堂々とした姿で、自分の言葉で、感謝や決意を表し、旅立っていきました。137名の未来に拍手を送りたいと思います。
 保護者の皆様におかれましては、お子様が小学校6年間の教育を無事終えられましたこと、心よりお喜び申し上げます。日々、子育ての葛藤の中で、常に温かいご慈愛を注いでこられたことに敬意を感じます。また、本校教育にご理解とご協力をいただきましたことに深く感謝申し上げます。
 本日お招きできなかった地域等関係の皆様方にこの場をお借りして、敬意と感謝の念を表します。
 なお、式辞の中で卒業生へ贈った言葉は以下(画像の下)の内容です。

⇩ 式終了後のようす①(CTYさんの取材を受けました)


⇩ 式終了後のようす②(式看板前での記念撮影)


⇩ 式終了後のようす③(天気にも恵まれました)


⇩祝電をたくさんいただき誠にありがとうございました!


⇩ 海蔵学童さんからの心温まるメッセージ


【式辞(一部)】
 卒業生の皆さん、卒業おめでとう。皆さんは平成から令和へ、旧校舎からプレハブの仮設校舎、そして桜の花のように美しい新校舎へと、まさに激流を経て本日を迎えました。特にこの一年は、コロナ禍の下、臨時休校、遠足や運動会など楽しみにしていたことが自粛・制限されるという、未だかってない大変な年を最上級生として過ごすこととなりました。
 そのような中で、実施が危ぶまれた修学旅行は、行き先が京都から県内となりました。伊勢志摩・伊賀への旅路に向け、皆さんは大変積極的に事前学習に取り組み、当日も明るく、前向きな姿を見せてくれました。三学期の斎宮・鳥羽水族館への社会見学と併せて、ふるさと三重の特色やよさを知るよい機会になったのではないかと思います。
 さて、修学旅行で訪れた伊賀上野城の天守閣の天井に当時の有名人のサインが多数ありましたね。その中には、政治家・尾崎行雄のものもありました。この方は、明治23年第1回総選挙で三重県選挙区より当選。以後、明治から戦後まで何と63年間の長きにわたる不滅の足跡を残し、「憲政の神様」「議会政治の父」とも呼ばれる人物で、正しい選挙による政治を追い求め、暴力や戦争を否定しました。時には、反対する人々に嫌がらせや妨害を受けることもありましたが、そのような中、三重県の選挙区民は、理想を貫こうとするこの政治家を尊敬し、支援を続けました。その結果、連続25回当選することができたのです。
 私は政治家尾崎の生き方のみならず、当時を生きた三重県の人々の心意気に感銘を受けます。皆さんには、こうした郷土三重の歴史を修学旅行の思い出と共に心に刻んでおいてほしいと思っています。尾崎行雄が伊賀上野城に残した言葉は「至誠」。「きわめて、この上なく誠実」という意味です。この「誠実」こそは、わが海蔵小学校の精神を表す言葉です。誠実とは、自他を裏切らないこと、真心を込めた行動ができることです。私はこの二年間、皆さんのそうした誠実な姿を見てきました。それは後輩たちの手本となり、伝統となって受け継がれていくものと確信しています。
 これからの長い人生においては、想いが届かなかったり、誤解をうけたりすることもあるでしょう。失敗や敗北が続くこともあるかもしれません。しかし、どんな時も、あきらめず、嘆かず、自分を捨てずに、「誠実・勤勉」を貫き通して、たくましく生きぬいてくれることを祈念し、私からの餞の言葉といたします。
 参考:「三重県 心のノート」三重県教育委員会 ほか
    
http://www.pref.mie.lg.jp/common/content/000055049.pdf
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