月曜日の学活で、2年生は感情について学習しました。

人にはいろいろな感情があります。うれしい、悲しい、さみしい、こわいなどなど・・・。みんな、毎日いろいろな感情を心にためています。いろいろな感情を重さに変換してペットボトルにつめ、生徒の一人に持ってもらうと、「重い」「ずっと持っているのはつらい」という声がありました。
袋から感情を一つずつ取り出してみます。「うれしい」のペットボトルはとても軽く、たくさんあってもつらくはならなさそうです。今度は「さみしい」。取り出すと、少し軽くなりました。次に取り出されたのは、2リットルぱんぱんに水が入ったペットボトル。取り出すと、「それだけ大きい!」と周りから驚きの声が上がります。袋を持っている人も、「一気に軽くなった。」と話します。このとき取り出した感情は「怒り」。怒りはそれだけ人の心に負担をかけているものなんですね。怒りのペットボトル(2リットル)を、相手に投げたらどうなるでしょう。けがにつながったり、相手に迷惑がかかりますね。
「怒りとうまく付き合おう!」というめあてで、最近あった怒りを感じた出来事についてみんなに書いてもらいました。その後、4人班で共有して「もしかしたらこうだったかも?」と見方を変えてみました。
例えば、「あいさつしたのに無視されて悲しいし嫌な気持ちになった」という出来事があったとします。なんで返事してくれないんだ!と怒りの気持ちは80%。でももしかしたら、その日はのどの調子が悪かったのかもしれません。家で悲しい出来事があって、返事をする元気がなかったのかも。あいさつに気づかなかったのかも。いろいろ考えてみると、「そう考えたら別にそこまで怒ることないかも。」「次は返事がなかったら相手の顔を見てみようかな。」と、見方を変えてみると、あんなに怒っていたことだったのに、少し楽になりました。

こうやって、怒りを感じた時に、「今の怒りは何パーセントくらいかな?」「見方を変えることはできるかな?」と考えてみると、すこし楽になるかもしれません。ついついためてしまう「怒り」の感情とつまく付き合って、日々を過ごしていけるといいですね。