5月22日(木)9:30~12:15
5年生はバスを利用して環境未来館への見学を行いました。


学年を2つのチームに分けて、語り部の方から四日市公害の体験を聞く学習と、展示室でボランティアの方と四日市公害について学ぶ学習を並行して行いました。
本日の語り部は、当時、橋北地区在住の鈴木優美(ゆうみ)さんでした。当時、小学生だった鈴木さんは、ご自身が四日市ぜんそく認定患者だった経験をもち、小学生の目線で四日市公害について感じていたことを話していただきました。環境未来館職員の丹羽さんが鈴木さんに問いかけ、鈴木さんが答えるというスタイルで講演は進みました。



「友達の家のすぐ横に工場や煙突ができたおどろき」「毎朝4時ぐらいから1時間程度せき込む辛さ」「ぜんそくがひどく体調をくずすして、気が付くと病院にいた経験」「自宅から見る夜空にはいつも星がなかった」「慣れてしまって臭かったという記憶がない」等のお話が印象に残りました。


子どもたちは質問をしたり、鈴木さんのお話をメモに真剣に残す姿が見られました。
最後に、鈴木さんからは「自分の好きなことを見つけて、自分の生活を思いっきり楽しんでほしい。今、私はよくコンサートに言ってます。」というキャリア教育につながるお話をいただきました。
NHK津のスタッフの方がこの学習の様子を収録していました。本日「まるっ!とみえ(18:30~19:00)」で放映の予定です。


なお、展示室でもボランティアの方と一緒に四日市公害の歴史や現在の取組について学ぶことができました。
子どもたちは四日市公害の学習を目で、耳で、肌で、体全体で学ぶことができました。
この学びを今後に活かせるよう期待しています。


