今月16日~26日の期間に抜き打ちの避難訓練を実施すると予告はしていましたが、その「予告なしの避難訓練」は本日の昼休みにありました。
教員にも知らせていない中での訓練でしたが、全校児童のほとんどが前回の訓練よりやや早めに集まることが出来ました。ただ、今回は点呼を取った際に、「児童2名」が行方不明でした。担任にも知らされずに校長が声をかけた放送委員の2名に協力してもらい、「行方不明児童役」を演じてもらいました。早速、捜索担当教員が手分けをして校舎内を探しに行きました。すると、2名のうち1名は「負傷した」という設定で担架を要請し、担架を用いて救出する訓練を行いました。
校庭に集合した初めの間は、やや私語をしてしまう子が若干名いましたが、行方不明児童を捜索している間は、全校児童が静かに待つことができました。




放課後には、教員が本日の訓練を振り返って、「成果と課題」について協議しました。以下に意見の一部をご紹介します。
・出張等で担任が不在の学級は、誰が点呼をするべきか。
・出張等で担任が不在の学級の欠席者は、どのように把握しておくべきか。
・普段の習慣で、昇降口で靴に履き替えてから校庭に出ようとする姿があった。普段からこのような訓練を経験することが大事である。
・報告・連絡・相談は適切にできていたのか。
・トイレ等に残っている児童がいないかを、教員が確認しながら校舎に降りて来る際に、トイレ等、教員のあとについて来てしまう子がいた。
・やはり、子どもたち一人一人に「自分の頭で考え、判断する力」をつけたい。・・・等々。


今回、「予告なし」と言いながら、期間は予告されてはいました。実際の地震はない方が良いのですが、地震の多い日本では「備えあれば、憂いなし」です。今回の経験が、今後に少しでも役立てば、と考えています。