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2018/06/12

地域で長く愛されて(3年生)

| by 学校長
 6月12日(火)の5・6限目、3年生が天ヵ須賀方面へ地域探検に出かけたので、校長も同行させてもらいました。目的地は、「寺本てんぷら」さん、住吉神社、そして「富寿家」さんの3か所です。
 「寺本てんぷら」さんは、55年前からこの地で続けられているとのこと。ご主人は御年85歳だそうですが、背筋も伸びてまだまだお元気そうです。今でも18~20種類の品数を作り、コロッケ1個は70円だそうです。「どうして、そんなに安いんですか?」という子どもの質問に、「高くすると、スーパーに負けるので、もうけが少なくても安く売ってます。」との答え。「ここで買ったことがある子?」と聞くと、たくさんの子が手を挙げていました。大きくなってからも懐かしく思い出す、ふるさとの味の一つではないでしょうか。これからも末永く、ご夫婦ともにお元気で、お店を守ってほしいというのがみんなの願いだったと思います。
 「富寿家」さんの看板には、「異色ある和洋菓子」とありました。今は、和洋両方のお菓子を作っているそうですが、もとは1893年に四日市の中町で始めた和菓子屋さんが始まりだそうです。戦争の頃、こちらへ転居され、今のご主人の代になって、洋菓子も始められました。今では、デコレーションケーキが一番人気だそうです。「富寿家」という屋号は、富洲原にあるので付けたのかと思っていましたが、中町で創業した当時からのものだそうで意外でした。
 どちらも、子ども達は、質問コーナーになると、積極的に手を挙げて次々質問をして、関心の高さを感じました。今は、スーパーやショッピングセンターなど、一度に何でもそろう便利な大型商業施設が増えました。それでも、富洲原で長く地元に愛されている商店は、この二つ以外にもいろいろあると思います。その秘密や魅力をこれからもぜひ探ってほしいと思います。

「寺本てんぷら」の寺本さん

「55年前からやってます」

「ええにおいするな~」

途中、住吉神社に立ち寄る

「富寿家」さん

早川さんにお話をうかがう

お話の後、たくさんの質問が
これ、妹の誕生日ケーキにあげたいな

19:26