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2024/04/08

令和6年度入学式

| by 富洲原中HP管理者
 4月8日(月)雨の午後、令和6年度富洲原中学校入学式を挙行しました。
 校長から次のような式辞を述べました。

 桜が咲き、生命の息吹(いぶき)があふれる希望の季節になりました。本日、64名の新入生を迎え、四日市市立富洲原中学校 令和6年度入学式を行えることをうれしく思います。みなさん、入学おめでとうございます。

 私も、1週間前に富洲原中学校へやってきたところです。先週は、地域の方々にごあいさつに回ってきました。初めて出会う方々を訪問するのは緊張することです。でも、会ってお話ししてみると、どの方も富洲原のまちや人が大好きで、伝統ある小学校や中学校のことを大切に思われていることがわかりました。すると、毎朝通る街並みが、自分を受け入れてくれているような、やわらかな景色に見えてきました。

 みなさんの中にも、中学校生活の始まりにあたって、緊張や不安が大きい人がいるでしょう。
 でも、心配はいりません。あなたのことを、先輩たちや、先生方が歓迎しています。そして、あなたの周りに座っている多くの友だちも、あなたと同様に、一緒に入学できてよかったと思っているはずです。あなたは今日から富洲原中学校の仲間です。安心して、中学校生活の第一歩を踏み出してください。

 義務教育の最終の三年間である中学校は、十五歳までの短い期間ですが、大人へと成長していくうえで、とても貴重な時期です。
 今日、保護者の皆様にお配りした入学式の式次第の裏に、「中学生」という詩が載っています。途中の一部分だけ読んでみます。

中学校で君がやることは/「自分の中」にある/「自分の知らない自分」を/どんどん見つけてゆくことなんだ
宿題をやり抜ける自分/授業に集中したら勉強がよくわかる自分/清掃に熱中できる自分
君の中にもきっとあるに違いない/そんな自分をどんどん見つけてゆくんだ

 まだ続きがありますが、ここまでにしておきます。
 今日、家に帰ったら、最初から最後まで読んでください。宿題です。
 そして、式次第の先ほどの詩と同じ面には、本校の校訓を載せています。
 「校訓 自主的で、真面目で、忍耐強く」とあります。
 「自主的」という言葉は、他者からの指示や強制ではなく、自分の意志や判断に基づいて行動することを指します。自分の行動の結果はすべて自分に返ってきます。自分を立派に成長させるために、自分の意志で、「真面目に」「忍耐強く」、学業や生活、行事や部活動に向き合ってみてください。

 最後になりましたが、保護者の皆様、お子様のご入学おめでとうございます。今日から大切なお子様をお預かりします。すべての職員が協力しながら、やわらかな環境に包まれた学校つくりに取り組みます。ご不安なこと、お気づきのことがございましたら、遠慮なくご相談ください。
 これからの三年間、子どもたちは大きく成長していきますが、まだご家族の支えを必要としています。ご支援、ご協力を賜りますようお願いします。

 さあ、みなさん。いよいよ中学校生活の始まりです。みなさんのこれからの活躍を期待し、式辞とします。

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