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2025/11/10new

3年2組3組 道徳法教育 津地方検察庁を講師に②③ 活発な議論を通して

| by 大池中HP管理者

今年度の大池中学校では、3年生「道徳授業」の一環として、5学級すべてのクラスを1時間ずつ、津地方検察庁から講師先生をお招きしての「法教育の出前授業」に取り組んでいます。3年4組をスタートに先週、3年2組と3年3組でも「法教育」を実施しました。

子どもたちに「法的なものの考え方」や、道徳授業として、主として「集団や社会とのかかわりに関すること」の内容としての「遵法精神、公聴心」「公正、公平」についての考え方を学ぶことをねらいとしています。『話し合いで物事を解決してほしい』『両方の立場の話を聴いてほしい』と弁護士のみなさんは子どもたちに伝えてくれました。中でも、『正解はなく多様な意見がありうること、人の話を聴き、自分の意見を述べて1つの結論を出すことが大切』であるという言葉が印象的でした。


【3年2組での「法教育(模擬裁判授業を通して)」の様子から】

津地方検察庁では、『ふれあい広報』を実施し、法教育授業を支援してくれています。中でも刑事司法の分野における検察庁や検察官の役割、司法や裁判の役割に関して、「ふれあい広報」による広報活動を各学校への出前授業として法教育の支援をしていただいています。大池中学校で実施していただいているような法教育授業だけではなく、「移動教室」として、子どもたちが直接、「検察庁」に訪問し、検察庁の業務説明や司法制度等の説明、施設見学や裁判所の法廷見学等まで実施していただくこともできるとお聞きしました。

道徳授業の法教育では、『中立的なものの考え方や話し合いの大切さを学ぶこと』を大切にしています。そこで今回の授業のように、「刑事事件の模擬裁判」体験を行いました。視聴覚教室を「法廷」として見立て、子どもたちや担任の先生方を役割分担をし、裁判長の立場で、裁判官の立場で、検察官の立場で、弁護人の立場で、そして被告人の立場になって模擬裁判を楽しく学びました。学習班になって、「有罪」か「「無罪」の結論と、主な理由を発表しながら、みんなが思考をフルに活用し意見交流しながら考えをまとめていきました。無罪・有罪に対して意見を交流する中で、相手の発言にしっかりと耳を傾けながらあたたかい雰囲気の中、授業がすすみました。


【3年3組での「法教育(模擬裁判授業を通して)」の様子から】

3年生の子どもたちは、どのクラスも普段通りに、担任の先生とともに大変あたかい雰囲気の中で安心していっぱい自分の考えを出してもらう中での授業を進めることができました。「大切なのは、自分の意見をしっかりと持つこと。その意見を伝えること。多くの意見に耳を傾けること、話を聴くこと」と教えていただきました。検察庁職員の皆さまは、子どもたちに寄り添いながら、わかりやすい言葉を選び、法的な根拠を基にした考え方を丁寧に教えていただきました。本当に感謝の言葉しかありません。ありがとうございました。



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