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2025/12/18new

(1年)地域学び場① 御池沼沢植物群落観察と保全活動 メリノール中1と共に

| by 大池中HP管理者
御池沼沢植物群落の保全活動で集めた草を積み重ねて、『御池古墳群(直径13m程の円墳)のカタチを作ろう!』いくつ古墳群が作れるかチャレンジ!!大池中学校1年生生と四日市メリノール学院中学1年生で協力をして作げよう!さあ、頑張るぞ!


第2回目となる本日は、大池中学校から1番近い学校である「四日市メリノール学院中学校1年生の皆さんと先生方」と交流・協働活動を共に行いました。公立・私立関係なく同じ校区の一番近い学校であり、学校の敷地のすぐ近くに「国指定の天然記念物」があるという環境であることから、今年度からはじめての学校間・授業間交流を始めました。今日はその1回目。大池中学校の体育館で御池沼沢植物群落に関わる復習(大池中学校生徒に対して)とわかりやすく学ぶガイダンス(メリノール中学の生徒に対して)を20分ほど学習をしました。

学芸員の田中さんからは、「御池沼沢の昔の環境」として『御池古墳群』の話も丁寧に教えていただきました。縄文時代から江戸時代頃までの遺跡が分布していたのが御池古墳群。御池沼沢植物群落の北側(大池中学校前の道路付近)が古墳群で多くの出土品は市の指定有形文化財として考古資料として保管されてるそうです。だからこそ、今日の保全活動では、『御池古墳群をみんなで作ろう!』


【写真は、初めての交流活動で司会進行をする1年生のリーダー会のみなさん、そして、文化課の石田さん、田中さんです。そして、一緒に学ぶ大池中学校1年生の皆さんと、メリノール学院中学1年生のみなさんです】




大池中学校のグラウンドから少し下ると、7月に取り組んだ「西部指定地」があり、武道場横の通学路を200m程下ると、本日の活動場所となる「東部指定地」があります。国の指定天然記念物が大池中学校に隣接しているというのは、本当に誇れる自慢できる地域資源であり、地域の宝物だと思っています。その地域の宝物である『御池沼沢植物群落』について学び、知り、守る活動は、大池中学校で学ぶ子どもたちと教職員の責任であり誇りでもあると考えます。

学校の授業の学びも絶対大切です。でも大池中学校の周りには、こんなに素晴らしい『地域での学び場』があります。子どもたちが地域の良さを知り、地域の皆さんと関わることを学び、地域のみなさんが大切に守っていることを知るだけでもすごく大きな学びであり、生きる力につながるものだと思います。だからこそ、これからも大池中学校では、今までの先輩たちが取り組んできた保全活動と併せて、東西指定地の植物観察を中心とした学習も継続して取り組んでいきます。

さて、本日のメイン活動は、東部指定地の保全活動です。先週12月14日(日)の午前中に、文化課職員のみなさんが主体となって、地域の関係者の皆さん(御館地区自治会の皆さま、西坂部町川向自治会の皆さま、ふるさと三重を守る会等)が30名程集まっていただき、約2時間にわたって御池沼沢植物群落の草刈り、集草作業等を丁寧に取り組んでいただきました。その草を運び出す保全活を行いました。

大池中学校1年生の子どもたちも、四日市メリノール学院中学校1年生の子どもたちもみんな笑顔いっぱいで頑張ってくれました!集めた草を盛り上げていくと13m程の円墳のカタチが見えてきました!
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