四日市市立県小学校  
 令和7年度,県小学校は創立151周年です。昨年度は、150周年記念として、上記の写真のような取り組みを行いました。                     
 

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2025/01/31

【全校】朝チャレ週間 最終日の学びの様子から

| by 県小HP管理者

ある学級での朝学習(チャレンジ問題)での様子です。
昨日の様子の中で,算数の学習では,探究の学びのために,「図⇒式⇒答え」という答えを求めるというよりも,どうやって考えるかという「学び方」も学んでいることを記しました。
今日は,ある学級の朝学習での学び方についてお伝えします。
この学級の問題は,「いちごを1人3個ずつ6人が食べました。まだ1人2個ずつ食べられるだけ残っています。はじめにいちごは何個ありましたか。」という問題でした。
問題の意味を捉えたら,それぞれで考えようとする子もいますが,「あれっ」と思ったことは,ペアで確認したり全体で確認したりしています。
おおよそ考えがまとまった段階で,みんなで交流していました。
多くの子たち,式としては,3×6=18 2×6=12 18+12=30 と考えていました。
式は同じでも,図の描き方はそれぞれです。図を描きながら,問題で聴かれていることを整理しているからです。図の描き方も見ながら,子どもたちは学んでいるなと感じました。
また,今日は,5×6=30 という図を描いて,考えを出してくる子がいました。
分けた分と残った分の1人分を先にまとめておくという考えです。
1回の説明では全員に伝わっていないと感じた先生は,「ペアで確認して。」と言うと,子どもたちは前に映し出している図や問題のプリントを使って,ペアで確認している様子も見られました。こうすることで,自分になかった考えを学ぶことができ,算数の見方考え方が培われていくのだと感じました。
さらに,確認後,「先生,その考えに付けたしをしたい。」という子が表れました。
5×6=30 の前に,2+3=5 という式もいると思います。」と話しました。
みんなは,「あー。そうや。」と共感していました。先生は,「問題にない数字は,きちんと説明するんだったね。」と話し,その子をほめていました。そういった指導が日頃からきちんと行われているから,こういった発言につながったということもわかりました。
朝学習の時間から,子どもたちが,生き生きと学んでいる様子をみて,うれしく思いました。
08:52