
今日は,4場面。山場となる場面での授業でした。
子どもたちは,何度も音読をして,本文の内容をつなげたり,一つ一つの表現を大切にしたりして,読み描いていこうとする姿が見られました。
例えば,ある子の読みに注目してみると「『はじめは(1場面),二人ともかなしい気分で,げんかんの前に こしをおろしていました。』と書いてあるけど,4場面には,「二人とも とても しあわせな気もちで,そこにすわっていました。」と書いてあって,しかも『とても』って書いてあるから,すごくよかったんだと思う。」というような話をしていました。また,その子は,手紙を書いたことを言ってしまったという子の考えにつなげて,3場面では,何度も(ポストを)見に行っても,(①まどから~見ました,②まどからのぞきました③まどからのぞきました )手紙が届かず,がまくんは信じてくれないので,仕方なく自分が書いたことを言ってしまった。」と話していました。友だちの考えを聴いた後,「ちょっと待って」と言って,自分で読み直している姿も見ました。言葉を大切に読み描こうとしているのだと思いました。職員の間では,「読み描く」という表現を使っているのですが,今日の様子を見ていると,「見える情景を広げる」「映し出す世界を広げる」というようにも見えました。
文学教材の楽しさを実感している子どもたちの姿が見られてよかったです。