
今日は,左上のような四角形の内角の和について考える問題でした。
多くの子どもたちは,既習事項である三角形の内角の和は180°であるということを使い,1本の対角線を描いて考えていました。
それ以外に,3つの三角形に分けて考えている子もいました。(右上の写真参照)
180×3=540 下の辺の三つの角は2直角なので180°で,ここは求める角ではないのでそれを引くと360°になるという考えでした。
わたしが見ていたグループの子は,2つの対角線を描くところまでで手が止まっていました。
とうとう算数の時間には,答えが出ない状態で終わってしまいました。「このやりかたでできるので,解けたらノートを見せてね。」と伝えて教室を後にしました。すると,次の休み時間,「解けました。」と言ってノートを持ってやってきてくれました。
わたしは,問題が解けたことより,何とか解こうとして粘り強く取り組んだこと,そして,わざわざノートを持ってきてくれたことにとてもうれしく思いました。うれしさのあまり,担任の先生にもそのよさを伝えました。この子は,先日の社会の学習でも,資料を見ながら粘り強く探究している姿が見られた子です。いつも主体的に学ぶ姿が身に付いているのだと実感しました。