
今日は,弁護士さんにいじめ防止教室を行ってもらいました。
はじめに,弁護士の仕事の説明をしていただき,その例として,30歳の男性,5回窃盗と聞いたら,どのように想像するかと聞かれると,めちゃくちゃ悪い人と言ったような印象を口にしました。
「でも,その犯人が,ある人から脅迫されて続けていて5回とも盗んだとか,病気のお母さんを助けるために,お金がないので,仕方なくおにぎりを盗んだとかと聞くと,印象が変わってきませんか。やってしまったことはもちろんいけないことだが,その人がどういう理由でそれを行ったのかと調べてその人のやってしまったこと自体を考えるようにしている」とお話ししてくださいました。要するに,多面的に見るということです。
いじめの構造について,ジャイアン,スネ夫,しずか,のび太の設定で,傍観の立場に当たる人の行動が重要だと教えていただきました。多くの場合には,この立場の人数が多いのですこしでも声に出したら,いじめが止められるのではないかと思うとのことでした。
この後,弁護士さんが学生時代のダンスグループのメンバーにかかわる話を,実際のダンスも披露していただきながら,個性を大切にしようという意識を持っていると,ということを伝えていただきました。
本日は,貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。