入所式を終えたら、まずは自然の家での体験活動「火起こし体験」と「マイスプーンづくり」からスタートです。
マイスプーンづくりは、スプーンに使えそうな枝を切り、それに金属製のスプーンをつけるというもの。

木を切って穴をあけ、それにスプーンを差し込む、という単純なもの・・・のようですが、木を切ることひとつをとってもなかなか難しく・・・こどもたちは苦戦しながらも楽しそうに、仲間と手伝いあったり教えあったりしながら、世界で一つだけのスプーンづくりに取り組みました。

そして、もう一つの体験は「火起こし体験」。
道具はあれど、人間の力で起こす摩擦熱が頼りです。
これまた、仲間との協力なしにはぜったいにうまくいきません。

摩擦で出た木くずが摩擦熱で熱くなったものを燃えやすい材質のものに載せ、ゆっくりと息を吹きかけて火をつける・・・やはり、文字にすると簡単なのですが、なかなか火はついてくれません。こどもたちは祈るように火種ができる場所を見つめていました。

そして、見事火がついたグループは大喜び!

「マイスプーンづくり」も「火起こし体験」も、難しいからこそ協力が生まれ、難しいからこそできた喜びが大きく、うまくいかなくても挑戦自体を楽しむこどもたちの表情が素晴らしかったです。