5年の道徳の時間。
「バスと赤ちゃん」という読みものを読んで、「思いやりの心」について一人ひとりが考え、みんなでそれを交流していました。
お話は…
とても寒い日。
私は、体調を崩して病院を受診した帰りにバスに乗った。
バスの車内は満員になり、人の熱気と暖房で不快に。
その時、赤ちゃんの火のついたような鳴き声が。
次のバス停に着くと、赤ちゃんを抱いたお母さんが降りようとすると、運転手は目的地を尋ねたうえで、車内にアナウンス
「少しの間、赤ちゃんとお母さんを一緒に乗せていってください」
乗客はそれに拍手で答え、お母さんは何度も何度も頭を下げた。
子どもたちはこの拍手の中にどんな思いが込められていたかを考え、“心の数直線”に表しました。
ピンクのハートは、「一緒に乗ろう」
青のハートは、「でも…」
それぞれのハートの中に「100」の心を分けて入れてシーソーに。
子どもたちのタブレットに書かれた“心の数直線”とその理由を見ると、赤が多い子もいれば青が大きい子もいて、その差も様々。
ピンクと青が全く同じ、ほぼ同じという子も何人もいました。
自分の考えが書けたらタブレットを持って友達と互いに意見を交流。
そして、全体の場で自分の思いを発表しました。
「心配しなくていいよ」
「困っている人がいたら助けようと思うし…」
「自分もそういうたちが担ったら、迷惑かけていないか心配になるだろう」
「赤ちゃんだって、泣きたくて泣いているわけじゃない」
「遠慮しなくていいよ」
「新宿まで歩くのは大変」
「赤ちゃんとお母さんのこと、気遣ってくれたありがとう」
「ちょっとうるさいと思ってしまうかも」
「自分の体調や気分が悪いときだったら腹が立つかも」
「仕方ないけど、狭いところでめちゃめちゃうるさいのはいや」
子どもたちは、お母さん、赤ちゃん、他の乗客、それぞれ間立場から考えるとともに、「自分がそこにいたら」と想像もして、自分の思いをシーソーに表していたことが伝わってきました。
“思いやりの心”って、どのような心なのでしょうか?
子どもたちの心の中にある優しさが垣間見えるとともに、正直な気持ちや葛藤が感じ取れました。