3年生が南浜田会議所に出かけ、この地域に昔から伝わる、「富士の巻狩り」と「南浜田舞獅子」のことを教わりました。
教えてくれたのは、毎朝、子どもたちの登校を見守ってくれる“はまだっ子応援団”の団長さんです。
会議所に着いた子どもたちがまず見せてもらったのは、会議所横の倉庫の中。
そこには、「富士の巻狩り」に使われる物が納められています。
中に入って行った子どもたちから
「うわー」
「大きい」
「めっちゃでっかい」
という、驚きの声が聞こえてきました。
子どもたちに続いて私も入ってみると、奥に、とっても大きないのししがいるではありませんか。
その重さは、なんと100kgほどもあるそう。
子どもが驚いたのがよくわかりました。
会議所の2階では、実際に使われる獅子や着物などを見ながら、「富士の巻狩り」と「南浜田舞獅子」の歴史やいわれや、それぞれの今の状況を聞きました。
その中には、保存会のメンバーが減ってきていて、この先、続いていくか心配しているということや、担い手のいなくなった地区の獅子をもらい受けて保管していることもありました。
また、獅子の飾りや布が古くなって修繕しているところだけど、その材料がとても高価なことや同じものが手に入らなくなっていることを聞いた子どもたちは、
「えーっ」
「そうなの」
「どうするの」
と、驚きとともに心配していました。
話の途中、団長さんが、衣装や被り物を、
「来たい人、いる?」
と、子どもたちに問いかけると、
たくさんの子が
「はい」
「着たい、着たい」
と言って自分をアピール。
指名された子が前に出て衣装を着せともらうと、その子ははもちろん大喜び。
うれしそうな、自慢げな表情で着せてもらっています。
それを見ている子は、
「いいなあ」
「かっこいい」
などと、着せてもらっている子をうらやむと同時に、衣装の形や装飾に見惚れていました。
他にも、いのししの被り物や刀、やりなどの小道具も、目の前でじっくり見たり、実際に手に取ったり被ったりすることができました。
そして最後に、獅子の中に入れてもらい、獅子に頭を噛んでもらいました。
口を大きく開いた獅子が頭を覆ってくると
「怖い」
と言って、肩をすくめていた子も、パクリと噛んでもらうと笑顔に。
獅子に噛んでもらうと、元気に過ごせる、頭がよくなると、言われているそうですよ。
祭りに使う、本物のいのししや獅子を見て、触って、古くから伝わる文化を肌で感じるとともに、保存し、継承していく担い手が減っているという大きな課題も知りました。
この後教室で、見学で学んだことを整理してみんなで共有しながら、感じたこと、考えたことを交流していきます。
子どもたちはこの見学で、何を学び、何を感じ、どんなことを考えるのでしょうか。