“図書ボラさん”の朝の読み聞かせ。
今朝は、5年生と6年生が楽しみました。
新年を迎え、節分を前にした今の時季に合わせた、初詣を題材にした絵本と、おにが主役の絵本が2冊あったので、1冊ずつ紹介します。
◇6年 「落語絵本3 はつてんじん 作・絵:川端誠」
学問の神様、菅原道真をまつる天満宮の縁日は毎月25日。
新年になってから、天満宮にはじめてお参りに行くことを、「初天神」と言います。
金坊とお父さんは連れ立ってお参りへ。
途中の屋台店で金坊は、わたがし、たこやき、あんずあめとおいしそうなものをねだりますが、お父さんは「あれは、どくだ。」とごまかします。
しかし、いよいよ根負けして凧を買うことなって…!?
◇5年 「まゆとおに-やまんばのむすめまゆのおはなし 作:富安陽子 絵:降矢なな」
山姥の娘まゆはある日雑木林の奥で、とんでもなく大きな体をしたおにに会いました。
まゆは、鬼なんて見た事もなかったので、「かわってるな」としか思わず、ピョンピョンついて行ってしまいました。
おにはまゆを煮て食べようとお湯を沸かしはじめますが、まゆはそうとは知らず、太い松の木を引っこ抜いてバキバキ折って薪の山を作ったり、かまどの石を積んだりして手伝いました。
まゆの怪力に驚いた鬼でしたが、鍋のお湯が沸くころには、もうすぐまゆを食べられるとにんまり。
ところがお湯が沸くと、風呂を沸かしていたとばかり思っているまゆが、「お先にどうぞ」と言うなり、鬼を鍋に放り込んでしまいました…。
なんとかまゆを食べようとする鬼と、天真爛漫で愛らしいのに想像を絶する怪力のまゆのやり取りが、とてもゆかいなお話でした。