2年生の教室から「校長先生」という言葉が聞こえてきたのでふと立ち止まりました。道徳の授業で、1年生の時にお世話になった人たちのことを振り返っているところでした。「いつも勉強を教えてくれる担任の先生」「具合が悪くなった時に手当てをしてくれる保健室の先生」「遠足に一緒に行ってくれた6年生」など、たくさんの人にお世話になって、そのおかげで楽しい学校生活が送れてきたことをみんなで確認しあっていました。
「2年生になって学校がもっと楽しくなるためにできることは?」という先生の問いかけに、子どもたちは「1年生を楽しませる行事をしたい」「いつも見守ってくれる地域の人にお礼を言いたい」といった意見を出しあいました。
昨年1年生としてお世話になったことにお返をしたい、普段の感謝を言葉で伝えたいという素直な思いが伝わってきます。臨時休校でしばらく登校できなかったことからも、学校に登校できることが決して当たり前のことではないということを子どもたちなりに感じているのかもしれないと思いました。
教科書には「ためになるお話をしてくれる、学校のことをいつも考えてくれる校長先生」と書いてあります。ストレスや不安を抱えている子どもたちが「学校大好き」と感じられるよう、努力しなければならないと私も改めて考えさせられた道徳でした。