四日市市上下水道局の方を講師に迎え「下水道出前教室」を開きました。
「きれいな水を次の世代へ」という四日市市生活排水処理学習教材を手に、動画視聴、説明、クイズ、実験を行い、四日市市の下水処理について学ぶことができました。

下水クイズ第1問
「わたしたちが飲料水として使用できる水は全体の何%でしょうか?」
A:10% B:0,1% C:0,0001%
地球全体の水をバケツに例えると、飲料水は「水一滴」だそうです。すると答えは「C」になるそうです。残りの水は、海水がほとんどで飲料水としては使えないのだそうです。この数字だけでも、飲料水を大切にしなければならないことがわかります。
他にも、「てんぷら油500mLが川や海に流されたとき、魚が住める状態にまで薄めるにはどのくらいの量が必要?」のクイズに対し、答えが「お風呂330杯分」と知らされたときには、どよめきが起こっていました。
実験は、「ティッシュペーパー」と「トイレットペーパー」の水への溶け方の違いを体験するものでした。ティッシュは水に溶けにくいことから、水洗トイレでは、トイレットペーパーを使うことを教えてもらいました。ティッシュを使うと配水管が詰まる原因になります。

学習の後、大切なことは身近な取り組みです。
私たちは生活していく上で、さまざまな場所で水を使っています。説明によると、その使用料は1日で、おおむね炊事65L、洗濯60L、風呂55L、トイレ50L、その他20Lの合計250Lにもなるそうです。その使用された水のほとんどが、汚れた水として排水されます。汚れた水をできるだけ流さない工夫を今日からはじめていかなければなりません。大切なことを学んだ4年生でした。