2年前まで本校でスペイン語の支援をし、現在は笹川東小学校で勤務しているサラ先生が、今回の伊勢志摩サミットの通訳者の一人として活躍され、NHKの特集番組に取り上げられていました。サラ先生は自分を育ててくれた日本に恩返しをしたいという気持ちから、このボランティア活動に参加しようと思ったと語っていました。後日、笹川東小学校に出かけた際、サラ先生とこのインタビューの話をしたところ、次のことが印象に残りました。1 英語や日本語だけでなく、スペイン語が話せると今回のようなチャンスがある。
2 常にチャンスはないか、社会の出来事に関心を持つ。
3 挑戦しようとする気持ちを持つ。
4 チャンスを生かすために努力する。通訳をするためには、通訳に必要な言葉や表現を覚えなければなりません。今回の通訳では、ふだん仕事で使っている学校に関する内容だけではなく、政治や経済に関する内容を知っていないとできません。また、国際メディアの人たちは三重県や伊勢志摩に関することにも興味を持っていたので、観光ガイドも読んだようです。
部員のみなさんも、サラ先生から学ぶことがたくさんあると思います。将来、自分が活躍している姿を思い浮かべながら、大きな夢を実現するために地道な努力を粘り強く積み重ねていってください。
総合文化部では本年度新しい試みとして、多言語に慣れ親しむ活動を企画しました。第1回目は、平山先生によるポルトガル語講座です。この講座では、聞いたり、話したりするだけではなく、読んだり書いたりもします。ポルトガル語を母語とする生徒は、自分が使用している表現が学年相応になっているか確認する良いチャンスです。
ちなみに、「伊勢志摩サミット外国語案内ボランティアの募集」の選考方法には、次のように書いてありました。
英語力が基準以上であることなどを条件に、活動可能な日や場所が多い方、通訳などの実践経験がある方、英語以外の外国語も話せる方を優先的に採用し、残りの採用枠は抽選により決定しました。 |
今後、是非、日本語、英語、そして自分の母語を磨いて、チャンスを広げていってください。