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人数不足で廃部寸前だった男子、団体戦の人数も揃わず、練習試合も女子に混ぜてもらうという忍耐の時期を経てきた先輩たち。それでも明るく取り組む活動にあこがれ、入部してきたソフトテニスの経験もない1年生男子が当初18人。日々切磋琢磨し、顧問から叱られ続け、仲間とぶつかり合いながら過ごしてきました。技術を認められながらも、団体戦での栄誉を勝ち取れないことに悔しい思いをしてきました。逆に女子は、多くの先輩が所属している中、満足に試合経験も増やせず、大会では応援に回ることが普通の1年生時代。 人間関係に悩みながらも、地道にじっと努力を続けてきた下積み。先輩と呼ばれるようになってから、学校全体の人数も減り、後輩の人数は以前の半分以下。初心者の1年生に頼らなければならない団体戦で、男子とはまた違った悔しい思いをしてきました。それぞれの2年3か月は、決して楽なものではなく、コート以外の場所でも「勝つ資格」を得るために求められてきたものは、選手たちにとって不満に思うことも多々あったことと思います。 しかし引退式を迎えて、3年生から「楽しかった」という言葉をもらい、今まで泣いたこともなかった選手が涙する姿を見ていると、ぐっとくるものがあります。 次のステップである志望進路を確実なものにするためのノウハウは、ソフトテニス技術向上のためのものと似ているところがあり、選手たちはそのことを生かしてくれることと期待しています。
3年生が先輩たちから受け継いできたことを次の後輩に託し、本日引退です。
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