
「今日の時間で,これらの作品づくりは終わります。」と担当の先生が話していました。
子どもたちの作品を見て,
「これは何ですか」と聞くと,その子は,「これは,旅につかう道具を作っていて,方位磁針,地図・・・」と作ったものを詳しく説明してくれました。その子が作品に込めた思いがその話によっていっそう強く伝わってきました。
すると近くの子が,「わたしのはね・・・」「ぼくのはね・・・」
たくさんの子が話をしてくれました。
子どもたちは,即興でも「そうだ。〇〇しよっと」とつぶやきながら,いろいろなひらめきや友だちの作品をヒントに思いをどんどん深めていきます。
子どもたちの姿から,自分の作品にたくさんの思いを込めて作っていることがわかり,とてもうれしく思いました。
以前もお伝えしたかもしれませんが,思い思いの作品づくりのために,材料集めが大切です。
家で,カップ,箱,ふたなどを日ごろから集めているのかもしれません。ある子の袋の中には,たくさんの材料が入っていました。きっとこの子は,次の作品のときには,作りたいものが決まったら,材料探しにも夢中になると思います。
これから学年にかかわらず,作りたい作品の構想にあった身辺材料を集めておいて,それらをうまく使って,思いのたっぷり詰まった作品づくりに取り組んでほしいと思います。