先週より実施してきた「人権総合学習」の学習発表会が今日の６限目で終了しました。２年生の２学期以来、段階を経て少しずつ高度な内容や手法に挑戦してきた発表活動ですが、本当によく頑張り、中学校卒業後も確実に役に立つところまで力を付けることができたと思います。授業、人の話、本、その他の様々なメディアから知識などを取り込み（インプット）、自分の中で様々な思考を練り上げることは比較的、自然に行っている学習活動です。しかし、これをまとめて分かりやすく人に伝えていくこと(アウトプット)、中でも自分一人で大勢の前に立ってそれを行っていくことは、普段なかなか練習する場面がありません。ところが、実社会に出れば、自分の企画を説明したり、自社の商品を売り込んだりなど、そういう力が要求される場面が多々ありますし、この力を持っている人こそ必要な人材と考える企業も多いのではないかと考えます。


これまでで一番の完成度となった今回の発表活動でしたが、より効果的な構成や話し方など、まだまだ練り上げていかなければならない部分はもちろんあります。しかし、今日は最終の発表の後で自己評価をまとめましたが、「みんなの発表がとても個性的だった。そして、パワーポイントを使った説明の仕方や話し方などがとても上手な人がいて、とても感心した。次に機会があったら今回よりもっといい発表をしたいと思う。」などの感想が多数あり、今後も前向きに自分の力を磨き上げていこうという姿勢が見られます。２年生の当初は苦手で嫌だったこの活動も、慣れてきたことにより、よりいいものに高めていきたいという意欲をもつことができたのが強みです。きっと中学校で身につけた力の上に、さらに素晴らしいものを上乗せしていってくれると思っています。