今年の夏は、これまでに経験したことのない暑い日が続きました。その暑さのせいか、教室においていたボールが膨張し、外側が破れてしまいました。そのボールを見た子どもたちは、「先生ボールがすごいことになってる」「ボールが割れちゃった」とびっくりしていました。
ボールは、内側の黒いゴムが盛り上がり、異様な形になっていました。ある子が「コブダイみたいになっている」と言うのを聞いたとき、「なんて的確な比喩表現だろう」と思いました。日常生活にない「コブダイ」という言葉を獲得し、的確に使うことができる力に感心したからです。子どもたちがいろいろな経験を積むことで豊かな言葉を使うことができるようになる良い例だと思いました。

