6年生が港中学校の体育館で、港中生徒の皆さんと合同の人権学習会に参加し、「反差別・人権研究所みえ」に勤める研究員による講演を聞きました。
テーマは、
「わたしはどこにいる?
いじめ・差別は私に関係ない!?」
研究員は、高校までの人権学習に対する感覚や卒業後の体験、そして今も人権について学び続けていることなど、自らの経験や考えの変容を交え、子どもたちに様々な問いを投げかけながら、差別やいじめは自分であることや人権について学び続けることの大切を子どもたちに伝えました。
子どもたちは、研究員のその思いに応えるかのように、研究員とスライドに視線を向けて話を聞き、問いかけられたことをしっかりと考え、また、自分の思いをみんなの前で堂々と話していました。
〇差別やいじめが起きているときには、4つの立場の人がいる。
②差別する・いじめる人
③差別される・いじめられる人
④差別・いじめをなくすために行動する人
もう一つの①の立場の人は?
「見ているだけの人」「見物人」「無関心な人」「無知な人」…
差別を残しているのは、大多数の①の立場の人と「差別する人」であり、それが大多数である。
かつて講師は、①と②の立場を行ったり来たりだったが、自分が差別を受けたことで「自分が悪い。生きていても仕方ない」とまで自分を追い込んだ。しかし、3人の命の恩人(親、先輩、友)のおかげで今命があり、生まれてきてよかったんだと思えるようになった時、考え方も大きく変わった、と話していました。
〇あなたの「いや度」はどこらへん?
①いやじゃない ②ちょっといや ③いや ④とてもいや
5つの出来事について自分の「いや度」をつけてみて。
講師の「いや度」で、④がついたのは、「まわりから決めつけられる」ことと「顔や体について言われる」ことでした。
ここで、講師が伝えたかったのは、「同じことをしても・されても、感情は多様」であり「私と他の人の感情は違う」のだということ。
さらに、自分と違う他の人の感情を受け止めてほしいという願い。
〇自分のことで「好き」なこと「いいな」と思うことをたくさん書こう。
子どもたちは、ワークシートに書いていきますが、天井を見上げて考える子も。
なぜ、自分のよさを思い起こさせたかというと、自分のことを「好き」「大切な存在」だと思えなければ、他の人のことを「大切な存在」とは思えないからだと。
講演の終わりに、学校での学習や家庭での会話を通して何度も何度も人権について学んび、たくさんのことを深く知ることで、自分の意見に自信が持てたり自分のことが好きになれたりする。そうして、自分の友達も大切な存在と思えるようになり、差別をなくす行動へとつなげてほしい。
誰のためでもなく、自分のため、自分が生きるために人権や差別を学んでほしいと、人権を学ぶ意味を強く強く子どもたちに訴えていました。
私も、子どもたち一人ひとりが自分のことを“素敵なたった一つの存在”だと大事にし、自分のことと同様に他の人の心も大切にする人になってほしいと願っています。
一人ひとりが、自分自身となかまを大切に思えば、自分もなかまから大切にされます。
まずは、子どもたちにとって教室が、学校が、安心して過ごせる場所であってほしいと願ってやみません。