6年生が講師を招いて“サイバーセキュリティ”について学習しました。
講師として来てくれたのは、四日市市の石油化学企業やコンピュータ関連企業などでサイバーセキュリティを担当している専門家です。
講師の自己紹介の後でまず学んだのは、“フィッシング”について。
攻撃者がどんな情報を盗み、それによってどんな被害があるのかを考えたり、友だちからのメールを例に怪しいところを探したりしました。
これらは、巧妙に仕掛けられているので、まずは疑うことが大事だとのこと。
続いて見せてくれたのは、浜田小の偽ホームページづくり。
実際に浜田小のホームページを開いてコピーし、偽サイトを作る方法のひとつとそれを見破る方法を教えてくれました。
次に子どもたちがタブレットを立ち上げて体験したのが、なんと、“不正アクセス”の模擬体験。
“まもる先生(もちろん架空)”のログイン情報を探してSNSにアクセスし、秘密の情報をゲットしようというのです。
配られたプリントにそのヒントがあるというのですが、印刷物の裏紙を使ったそのプリントのどこを見てもそれらしきものはありません。
ところが、じつは、それが落とし穴。
裏に印刷されたものはまもる先生が作ったもので、そこにIDとパスワードが書かれていたのです。
これを突破口にして子どもたちは次々とまもる先生のSNSを読み、とうとう“秘密の部屋”を見つけてそれを突破し、先生の秘密情報を手に入れてしまいました。
この体験を通して気付いたことや考えたことを班で交流した後改めて、“安全なパスワード”の作り方を教わりました。
この時間の体験と学習で子どもたちは、フィッシングやハッキングの怖さを知るとともに、それを防ぐための“パスワード管理”がとても大事なことだとわかったことでしょう。
パスワードを知られると、大事な情報を盗まれてしまう恐れがあります。
なので、パスワードは、安全なものにするとともに、人に知られないようにしっかり管理しましょう。
そして、もし、おかしいなと思うことがあったら、躊躇わず大人に相談しましょう。
それから…
“不正アクセス”は“犯罪”です。
子どもでも許されませんよ。
コンピューターやスマートフォン、タブレットはとても便利なツールです。
だからこそ、パスワードをしっかり管理して、安全に楽しく利用したいものです。