班の中で役割を分担し、各々の作業に取り掛かった子どもたち。
まず、全員が炊飯の下準備、米研ぎを始めました。
お米を入れた空き缶に水を注いで割り箸でかき混ぜてお米を洗い、お米をこぼさないように水を捨てて、また水を入れる。
これを何度も繰り返し。
焼きそばチームは、具材の準備。
にんじんと玉ねぎ、キャベツを焼きそばに合わせた切り方、大きさに包丁で切ります。
子どもたちの切る様子を見ていると、こっちがヒヤヒヤ。
にんじんを押さえる手の指が伸びたままで、“ねこの手”になっていない子。
キャベツ1個丸ごとのまま、端から切り始める子。
キャベツの芯に包丁をブスッと刺して、新をとろうとしている子。
その一方で、
ニンジンをまず2,3本に切り、さらに縦に切ってから、ねこの手で押さえて端からトントンと切っていく子。
キャベツを半分、4分の1と切り分けてからりんごのへたを落とすように芯をとり、ザクッザクッとざく切りにしていく子。
おうちでの経験がある子や教師のアドバイスももらい、苦労しながら具材の準備を進めていました。
かまどチームは“火おこし”に挑戦。
薪小屋から薪を、山の中からスギなどの枯れ枝を集めてきて、班のかまどにそれらを組んでいきます。
太い薪、細い薪、枯れ枝、牛乳パックを組み合わせるのですが、これまた薪の火で調理することなどない子どもたち。
しおりに組み方が書かれているものの、なかなか要領を得ません。
火はどの方向に広がっていくか、燃えやすいのはどんなものか考え、教師のアドバイスももらって何度か調整。
できたら教師にライターで火を着けてもらうのですが、なかなか火が安定しません。
牛乳パックや枯れ枝には火が着いて、ボーっと炎が上がるのですが、薪に火が移らずすぐに小さくなってしまうのです。

枯れ枝を増やしたり団扇で扇いだり、試行錯誤を重ね、何度も何度も繰り返して、ようやく火が大きくなった時は、子どもたちは大喜び。
この後は、
「着いた火を消してなるものか」
「もっと大きくするぞ」
と、薪を足して団扇で必死に扇いでいました。
かまどの火の勢いが十分になったら、ご飯の入った空き缶を乗せ、焼きそばの具材の入ったアルミバットをセット。
野菜と肉を炒め、麺を加えてさらに炒めます。
班のみんなの分を同時に炒めるのは大変。
麺の量が多くて、ほぐしたり炒めたりするのにとても力がいります。
チームの中で交代しながら、まんべんなく火が通るようにかき混ぜていきました。
ご飯は、炊きあがりをひたすら待つだけ。
かまどのある炊事場から飛び出してくる子どもが何人もいました。
それは、かまどから立ち上る煙が目に染みるから。
炊事場の屋根は、斜めになっていたり煙突がついていたりと、煙の排出が考えられているのですが、いくつものかまどから黙々と立ち上る煙には追い付かず、かまどの中が煙で真っ白になっているのです。
そのため、目に染みて辛い子、むせる子が我慢しきれず外に出てくるというわけです。