12月4日(木)の20分休み、体育館で6年生による『プレゼン発表』が行われました。
班ごとに「よりよい学校づくり』をテーマにプレゼンを作成し、学級で発表を行ってきた6年生。今回体育館で発表を行ったのは、各学級ひとつずつ選ばれた代表の班です。
「自由に見に来てください」という告知、また外で遊びたい子も多い20分休みにも関わらず、6年生以外の子が100人以上集まりました。
まずは「学校のみんなが廊下を右側歩行をできるようになる」として行った班。
右側と左側を歩く人が出合い頭にぶつかる危険性を、動画や資料を使って説明しました。

さらには、みんなが右側通行を意識できるようにするために、廊下や階段の真ん中に線を引いてはどうかという提案も行いました。

続いての班のテーマは、「トイレのスリッパピカピカ大作戦」。
まずは、全学年のトイレを回って撮影した写真から、すべてのトイレでスリッパの状態に何らかの課題があることを示しました。

スリッパがあまりきれいではないことに注目し、スリッパのゴミを取ったり洗ったりすることで、気持ちよく使えるスリッパになることを提案しました。
そしてもちろん、きれいにならべることの大切さも図で示し「これはすぐできるから、やっていきましょう」と呼びかけました。

最後の班のテーマは「あいさつを心がけよう‼~学校全体であいさつ運動~」。
アンケートをもとに、あいさつの大切さを訴えました。
その中で、「あいさつをするといいことがあると思いますか」の問いには、回答者全員が「ある」と答える結果が。その理由も紹介し、「やっぱりあいさつは大切だ!」という会場の雰囲気を作っていきました。

最後には、自分たちで撮影した「あいさつをしないバージョン」と「あいさつをするバージョン」とを上映して比較した後どちらが良かったか問いかけ、さらにあいさつの重要性を強調しました。

「5時間」という時間制限の中で、テーマ決定から取材、まとめ、プレゼン作成、練習までをすべての班が行った6年生。本日代表班が行った、伝えたいことが明確で、説得力のあるプレゼンは、画面を見ながら説明する6年生の堂々とした姿も光り、6年生全体の学習成果が感じられるものでした。
こうした上級生の姿は、こどもたちにとっての何よりのモデルであり、成長への目標となります。
これを見た下級生のこどもたちが、課題意識を持って身の回りを見つめたり、どのように伝えると相手に伝わるのかを考えたりするようになり、学校全体の学びが高まっていくことを願い、私たち教職員も取り組みを進めてまいります。