1年生が体育の時間に楽しんでいるのは「的当てタグラグビー」。
ポートボール台に乗った“カラーコーン”にボールを当てて倒せば点数が得られるゲームです。
対戦するチームが中央に向かい合って、元気いっぱい
「よろしくお願いしまーす」
と、あいさつをしたら、ジャンケンをして先攻チームを決定。
教師の合図でゲーム開始!
ボールを持った子は、相手チームの子をよけるように、また離れるようにしながら的を目指して走ります。
その子を待ち構える子、追いかける子が狙うのは、お尻に着いた2本の“タグ”。
もちろん、ボールを持って走る子は、それを取られまいと必死です。
「取ったー!」
タグをとられたらボールをその場に置かなければなりません。
そのボールを自分のチームが再び持ったら攻撃続行。
相手チームが持ったら攻守が交代。
そして、的の近くまで来たら
「エイッ」
と、的めがけてボールを投げます。
「やったー」
「あーっ、おしい」
転がるボールを拾ったらまた的を目指してダーーーッ!
ボールを持つ子も追いかける子も、前へ後ろへ、左へ右へ。
体育館の中を、所狭しと駆け回っていました。
攻守が目まぐるしく変わるので、ときに、自分の目指す的を間違える子もいます。
おっとと、気づいたところでUターン。
「ブーーーー」
ブザーが鳴ってゲームセット。
この時間のめあては
「ともだちのいいうごきをみつけて、まねしてみよう」
相手チームとあいさつをした子どもたちは、自分たちの水筒を置いたところに集まって、ゲームの振り返り。
“学習カード”に、ゲームの結果と自分が見つけた友だちの良い動きを書き込むのです。
2ゲーム目が終わったときには全員が集まって、“見つけたよい動き”を伝え合いました。
「タグをとられないように、体を曲げながら走っていた」
「逃げるときに、カーブして走っていた」
さあ、3ゲーム目が始まります。
友だちの見つけたよい動きと友だちか見つけたよい動き、自分ができることを真似て、自分の技とチームの力を高めよう。