給食を終えた頃、WBGT値が31を超えました。
WBGT値31以上は「運動中止」となります。
外遊びも午後のプールでの学習もできなくなります。

昼休み、外遊び中止の放送が流れると、全校からため息が聞こえるようでした。
WBGT値を知らせる掲示板の文字も、どこか悲しげです。
こどもたちの残念がる様子がしのびなくて、担当教員は何度も何度もWBGT計を確認し、値が下がってこないか見ていましたが、残念ながら数値が上がることはあっても、運動中止基準の31を下回ることはありませんでした。

「少し高いだけなら、運動させてよ!」という声も聞こえてきそうですが、ではその”少し”はいくつまでなのか・・・
どこかで基準を設けないと、そしてその基準で判断しないと、こどもたちの命や健康を守ることはできません。「かわいそうだから」と運動を認めることは、かえって無責任だと考えます。
これからますます暑くなる時期を迎え、こうした厳しい判断をしなければならないことが増えることも考えられますが、こどもたちを守るため、まさに『心を鬼に』して、判断していきます。
ご家庭でも、命と健康を守るための判断について、お話しいただければ幸いです。