池へと漕ぎ出した子どもたち。
オールをうまく操れず、
右往左往、前へ後ろへ、行ったり来たり、
思うように進まないペアが続出するかと思いきや、意外や意外。
みんなスイスイと水面を進み、沖へ沖へと出ていくではありませんか。
このまましばらく子どもたちに委ねて様子を見ていると、2人のオールの動きがそろうペア、曲がり方を身に付けたペアもあり、「1,2,1,2」と声に出して2人の呼吸を合わせようとするペアもありました。
これには職員もびっくり。
「子どもたち、上手ですねぇ。ちょっとびっくりしました」
でもでも、もっと自由に進めるようになるために、職員のレクチャーを受けましょう。
マイクを手にした職員が桟橋に立ち、スピーカーを通して子どもたちに曲がり方、止まり方、そして後退の仕方を教えてくれました。
それぞれの方法を子どもたちはずくにマスターし、それまで以上に自由に水面を動き回れるようになった子どもたちは、桟橋でカメラを構えるカメラマンの近くまでやってきてピースサインでポーズを決めたり、魚を見つけて追いかけたり。
池の端の、草が生い茂るところへ行ったところ、そこにへばりつくようになったのか身動きが取れないペアが何組かありましたが、それはご愛嬌。
職員のアドバイスを受けて、見事脱出に成功し、再び気持ちよさそうに水面を漂い始めました。
地上のように、すぐに止まったり急に曲がったりできない水の上。
他のカヤックとぶつかりそうになったり、実際接触してしまったりすることもときにありましたが、見る間に子どもたちの操縦技術は上達し、池の中ではありますが、ちょっとした航海、小さな冒険を楽しんでいるようでした。
職員の提案で、活動の最後に、“ボートレース”を開催することに。
職員がマイクで参加者を募ると、たくさんのカヤックが、2つの部位を結んだスタート位置に向かって漕ぎ進んできました。
横一列にズラーっと並んで体制が整ったところで
「よーい、スタート!」
一斉にゴール目指して漕ぎ始めました。
懸命に漕ぐあまり、二人のリズムがずれてコースからそれてしまうペアもありましたが、レースは大接戦。
とても白熱しました。
楽しい時間はあっという間。
進水した場所に戻り、砂浜に上陸してカヤック体験を終わりました。
上陸してきた子どもたちは、靴も服も水でびしょびしょ。でも、表情は晴れやかで、満足感と達成感に満ちていました。