6年は当初、今日、京都方面に社会見学に出かける計画を立てていましたが、「まん延防止等重点措置」が発出されて市外に出かけることができなくなり、社会見学を中止せざるを得なくなったので、その代わりといっては何ですが、卒業を前に全員で行動を共にして仲間と楽しみ、友情を深める機会をつくろう、ということで、6年の教師陣が企画したのがこの「卒業ハイキング」です。
向かった先は、みえとこわか国体に備えてリニューアルされた「四日市中央緑地公園」
現地では、“6年担任団プレゼンツ”の3つのレクレーションが用意されていて、子どもたちは学級ごとにローテーションしてそれらを楽しみました。
A:くつ飛ばし
思いっきり足を蹴り上げるように振ってくつを飛ばし、その距離を競う個人戦です。助走をつけても構いせんが、なわとびで示したスタートラインから出たら“ファウル”、記録は残りません。
子どもたちは、つま先に靴をかけて「エイッ」と足を振ってくつを飛ばしますが、ライナーで低く飛んでいったためにすぐに地面に着いてしまうこともあれば、勢いよく飛んだものの高く上がりすぎたために飛距離が稼げなかったことも。中には、真上どころか後ろへ飛ばしてしまった子もいました。
B:大なわとび 47回
1班ずつ大なわに入って一斉に跳び、引っかからずに連続して跳べた数を競いました。
「せーの―でーわっ」と、呼吸を合わせて跳び始めますが、1回も跳べずになわに掛かるなど、なかなか記録は伸びません。私が見ていたときは、10回跳べる班があると、「ウォー」と歓声が上がっていました。
でも、回を重ねるごとに上達したようで、全ての班が終わったときに発表された最高記録は、なんと47回でした。
C:アルファベット探し
公園内を版で移動して、いろいろな案内表示や看板からアルファベットを探すゲームです。子どもたちは、チェックシートを探検バッグに挟み、アルファベットを求めて公園内をあっちへこっちへ。広場に立つ案内板。体育館の出入り口、トイレ。まだ見つかっていないアルファベットをチェックしながら、新たに見つけた文字をシートに書き込んでいました。
他の班から何か情報を得たらそこをめがけてみんなでダッシュ。
他の班とも協力したおかげか、パーフェクトを達成した班がいくつもあったようです。
レクレーションのあとは“もぐもぐタイム”。
これが、出発前に教師が言っていた“サプライズ”。子どもたち一人ひとりに甘ーいプレゼントが配られました。
それは、校区内の洋菓子店で買った「ドゥミセック」というフランスの焼き菓子。配られた子どもたちは、芝生に座ってもぐもぐもぐもぐ、おいしそうに食べていました。
風もなくとても穏やかな日。広々とした公園でのレクリエーションや遊びを通して、さらに友情を深めるとともに、卒業前の楽しい思い出をまた一つ作ることができたと思います。。
友だちと芝生の上で遊びまわった子どもたちは、衣服についたたくさんの芝生をお土産にして、給食前に学校に戻りました。