学校を8時50分に出発し、徒歩で「そらんぽ四日市」へ行きました。9時半から12時近くまで、みんな「四日市公害」についてしっかりと学習することができました。語り部の方は、橋北地区出身の方でしたので、昭和２０年代から昭和４０年代までの橋北地区の様子について詳しく教えていただきました。昭和３０年代コンビナートが完成したころ、西橋北小、東橋北小それぞれ1学年に２００人以上がいたこと、第2コンビナートができたことで、橋北地区でも「海の汚れ」「悪臭」「騒音」「振動」「すすが降ってくる」といった状況がみられたことなどについて、子どもたちは熱心に聞き入っていました。
　最後に、以下のようなことをそらんぽ四日市の職員の方から、話していただきました。
　「四日市は、日本の中で、公害によって汚染されてしまった環境をコンビナート企業や市役所や市民みんなで力を合わせてよくしていくきっかけになった町です。だから、あなたたちには、同じ間違いを繰り返さない、四日市公害の歴史を語り継ぐ、よりよい環境を未来に引き継ぐ『四日市の子ども』になってください。」